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動画撮影用のSDカードはブラックフライデーのうちに!! ビデオスピードクラスをチェックして買おう
2025年11月25日 00:00
Amazonで12月1日23時59分までブラックフライデーが開催中。この期間で確認しておきたいのが、SDカードやCFexpressなどのメディア関係。ブラックフライデーの期間中は、年間の中でもとくに最安値になっていることが多い。
だがSDカードの難解なところは、「同じ容量でもやたら価格差がある」ではないだろうか。いつの間にかどんどん規格が増えていき、よくわからないマークもびっしりと並んでいる。全てを理解しようとすると大分ややこしいことになってしまうので、ここでは「動画撮影」での選び方の目安をざっくりと紹介する。
注目ポイントは「V」のマーク。とりあえず4Kで撮るなら「V30」か「V60」が安心
動画撮影用にSDカードを選ぶ際に確認したいのが「ビデオスピードクラス」。「V」の横に数字が書かれているマークだ。この数字が書き込み速度の最低保証速度を指していて、例えば「V60」の場合は最低保証速度「60MB/秒」を意味する。
とはいえ、ここで数字を並べても「なんのこっちゃ」という話なので、ざっくり説明すると……
- 4K動画を撮影するなら「V30」
- 4K120pでスローモーションなども撮影するのであれば「V60」
- 5K〜8Kや、プロ向けコーデックを使うのあれば「V90」
……といったイメージだ。
今後、本気で撮影していくぜ!! という方はセールの間にV90のSDカードを買っておくのはアリかもしれない。ただ、動画撮影性能にも注力しているカメラは、CFexpressが採用されていることが多く、高スペックな撮影データの場合はCFexpress記録にのみ対応していたりする。カード購入時は、そうした点も確認しておきたいところだ。
詳しくは、自分が持っているカメラの製品情報ページで対応のSDカードを調べてみたり、撮影に使う記録フォーマットのビットレートを調べてみるなどするのが確実。確認方法は、ビットレート(○○Mbps)の数値を確認して、その数値を8で割ることでMB/秒の数値にできる。
上の画像はソニー「α7C II」の製品ページ。赤枠で囲った部分が「200Mbps」となっているので、これを8で割った数字……「25MB/秒」が最低保証されているSDカードが必要、という計算になる。XAVC HS 4Kフォーマットの4:2:2、10bitの59.94p撮影でも、V30のSDカードを使えばOKというわけだ。
V30のSDカード
V60のSDカード
ソニー機ユーザーでこれから“ガチ”で動画撮影したいなら「CFexpress TypeA」の選択肢も
キヤノン、ニコン、パナソニックのハイアマチュア機になってくると、カードスロットの片側がCFexpress TypeB専用になっていることが多い。一方ソニー機はSDカードとサイズがほぼ変わらないCFexpress TypeAを採用し、スロットもSDカードと併用可能な仕様であるため、SDカードの方が気軽に買えていいと考えるユーザーもいるのではないだろうか。
CFexpress TypeAは、大容量ゆえ少し価格が高く見えるが、1GB辺りの価格はSDカードのV90よりも安くなっている。またデータの転送も速いので、4K動画を撮影するのであれば、CFexpress TypeAを買ってしまった方が安く上がる場合もある。カードリーダーも買う必要はあるものの、セール期間中はどちらもブラックフライデーで最安値となっているので、対応機種を持っているのであればオススメだ。
※セール開催・内容・価格等は、予告なく変更となる場合があります。正確な情報は、販売ページでご確認ください





























