トピック
ソニーに聞く、国内アクションカム シェア1位の理由
画質+リモコン+GPSで支持拡大。4Kより重要なものとは?
(2014/8/28 10:00)
動きの激しいスポーツなどの撮影に最適な超小型カメラとして人気が高まっているアクションカム。ここ数年で国内外のメーカーが数々のアクションカムをリリースし、手持ちで使うデジカメやビデオカメラとは異なる市場を作り上げている。
そのアクションカムの代名詞ともなっているのが「GoPro」だろう。米国のベンチャー企業で、アクションカム市場を牽引、6月にはIPO(株式公開)するなど急成長している。しかし、国内市場を見てみると様子が異なっている。BCNのデータを見ると、下図の通り2013年秋以降、ソニーがシェアを大きく伸ばしトップを獲得している。
この結果は、おそらく多くの人にとって意外な事実だろう。なぜ、ソニーはシェアを拡大できたのか、日本市場で“ウケた”理由とはなんだろうか? ソニーでアクションカムの企画を担当するデジタルイメージング事業本部 商品企画部門 商品企画2部1課 プロダクトプランナーの中山茂彦氏と、マーケティングを担当するソニー マーケティング デジタルイメージングマーケティング部 パーソナルMK課 伊賀勇介氏に聞いた。
操作性、利便性の向上がシェア拡大のきっかけに
ソニーアクションカムの歴史は、約2年前の'12年10月に発売した「HDR-AS15」から始まり、現在の主力モデルである「HDR-AS100V」は第3世代機となる。そもそもソニーがアクションカムに参入した理由と狙いはどんなものだったのだろうか?
中山氏(以下敬称略):ご存じの通り、当社ではハンディカムという商品を長く販売してきているわけですが、ハンディカムは、子供の誕生日、入学・卒業式などなど、家族の大事な瞬間、イベントの撮影にお使いいただいています。
一方で、昨今はYouTubeなどの動画共有サイトで自分のパフォーマンスを披露するという、今までとは違った動画の撮り方がトレンドになってきました。しかし、アクションスポーツを撮影しようとした場合、ハンディカムのようなものをずっと手に持ったままだと、スポーツに集中できず、撮影という行為を意識せざるを得ません。
そこで、撮影を意識せずに自分のパフォーマンスに集中して、かつ臨場感のある映像を撮りたいというニーズから、2012年の秋にHDR-AS15というアクションカム製品を発売し、翌2013年には後継機種となるHDR-AS30Vを発売しました。HDR-AS30VではGPSを内蔵し、どういう風に動いたのかという軌跡、スピード情報を得られるようにして、映像に付加できるようにしました。これによって、自分のパフォーマンスがいかにすごかったのか、というのを違った形で見せられるようにしたわけです。
2014年春には、HDR-AS100Vを3号機として発売しました。XAVC Sフォーマットに対応し、ビットレートはもちろんフレームレートも高めて、画質面で大きく進化させました。アクションスポーツに関しては、スロー映像にしてもきれいに見えることが大事な要素だと考えていますので。また、小型化も重要と考え、本体自体を防滴仕様にすることで、ハウジングに入れることなく水がかかる場所でもコンパクトに使えるようにしました。
'12年発売のHDR-AS15発売当初から人気を集めたソニーのアクションカムだが、「大ヒット」という感じでもなかった。昨今のトップシェア獲得の契機となったのはなんだろうか?
伊賀:国内では、2012年に「HDR-AS15」を発売した後も、長らくGoProがシェアトップでした。我々の認識では、その当時はGoProがおそらく4~5割あって、他の5割を国内メーカーで分け合っているという状況でした。我々ソニーは2番手から3番手くらいの位置を1年くらい推移していました。
しかし、大きく伸びたのは、「HDR-AS30V」を発売したタイミング('13年10月)、そして「ライブビューリモコンキット」を発売したタイミング('13年12月)です。2013年10~12月あたりから、国内では一気に盛り返しています。特にライブビューリモコンの反響が大きいですね。
―なぜ、ライブビューリモコンキットを投入することになったのでしょう?
中山:アクションカムは身につけることを考えて可能な限り小さくしたいですし、撮影中は映像を確認する必要はないので、小型化を優先して本体にモニターは搭載していません。ただ、撮影前にどういう絵が撮れているのかを見ておきたい、というのは自然な欲求かなと思いました。
初代HDR-AS15の時からスマートフォンアプリの「PlayMemories Mobile」でプレビューすることはできていましたが、サーフィンなどのように、スマホを持って行けないシチュエーションでも画角を見ておきたいニーズがあり、ウェアラブル的な腕時計型のリモコンキットを発売したわけです。
スマホアプリでカメラ映像をプレビューできる状況にありながらも、スマホ自体のバッテリーのもちが満足いくほど長くはない。だから、そんなにスマホを使いたくないんだろうな、というのが売れた理由の1つだろうと考えています。
あと、たとえばサーフィンボードの先端にマウントすると、録画開始・停止しようとした時にわざわざカメラまで手を伸ばさなければならないのも不便でした。それを手元で完結できるのは大きなメリットだったのではないでしょうか。
こうしたライブビューリモコンの利便性がヒットにつながり、HDR-AS100Vの販売数では、「本体単品とリモコンキットの販売比率は、だいたい1対2。リモコンキットの方が多く売れている」(伊賀氏)という。
手ブレ補正はアクションカム向けにチューニング
一方、ウェアラブルカメラ市場はGoProだけでなく、JVCやパナソニックなど多くの競合メーカーが参入している。ソニーの製品の強みはどこと認識しているのだろうか? また、ユーザーから支持されているのはどの部分だろうか?
伊賀:1番は手ブレ補正ですね。手ブレ補正による画質面の優位性が、お客様に支持いただいていると思います。ウェアラブルなアクションカムとしては、手ブレ補正は画質において一番優先順位が高いのではないかと。そのうえで操作性も向上させる……という2番手のところにライブビューリモコンキットがあると思います。
中山:商品がどういった用途で使われているのか、調査やインタビューを通じて見えてきています。目線と同じ高さの映像を撮っていただくことを念頭に置いて縦に細長い形状にしたんですが、その狙い通り、実際に目線映像が多く撮られていますし、正面からの投影面積も小さいので、空気抵抗が少ないこともメリットの1つとして特に自転車ユーザーに受け入れていただいています。
―例えば、頭に付けている場合と乗り物に付けている場合とで、振動の種類が変わってくるのではないかと思います。手ブレ補正機能ではどのような工夫を?
中山:ハンディカムにも手ブレ補正機能はありますけれども、そこからの単純な技術の移植ではなく、アクションカムにはアクションカム専用のチューニングを施しています。頭にマウントしている時も、自転車にマウントしている時も、ハンディカムを手で持っている時とはかなり違った振動周波数になります。振動周波数の高いものにもきちんと追従できるように対応しているのが、ハンディカムとの大きな違いです。
また、アクションカムのレンズは非常に広角ですので、映像の周辺ほど歪みが出る光学特性になっています。なので、その歪みに対する補正もハンディカムとは変えています。
―初代のHDR-AS15では、ユーザーから空が青すぎると言われることもあったようですが。
中山:たしかにHDR-AS15ではそういった意見を頂きました。そこは意図的に、ハンディカムとは違う派手な絵作りにしていたのもあったのですが、その後はビビッド感を残しつつも、やり過ぎにならないようにチューニングしています。
ハンディカムを含めソニーの絵作りとしては、極力忠実に色再現するのが基本的な考えです。ただ、アクションカムの場合は利用シーンがコントラストのわかりにくいスキーのゲレンデだったり、青空が大きく映っていることが多いので、そこを比較的強調させるように絵作りを変えているのはあります。
そういった当初の絵作りが支持されていたところもあるんですが、その絵作りが苦手なシーンというのもまた存在していて、アクションカムとしての特徴は残しつつ、苦手なシーンをなくしていく方向で開発していますね。HDR-AS100Vでは後から絵作りしやすいように、フラットな色合いのニュートラルモード(NUTRL)も用意しました。
―ソニーアクションカムの特徴の一つがGPS機能だと思います。この点についてのユーザーからの反響は?
伊賀:非常に大きな反響をいただいています。GPS情報を元にスピードメーターや軌跡を表示できるので、動画をシェアした時に動画の内容以外でも楽しめるのが魅力として感じていただけているのではないでしょうか。
当社では「Japan Dream Road」というサイクリスト向けのWebコンテンツも作っています。映像とともにGPS情報に沿って日本全国の名所を巡りましょう、というものです。商品の価値と、それを受けて楽しむ環境を今後も提案していきたいと考えています。
―GPSについては、モータースポーツでは周波数の高さや精度も重要になるのですが、今後性能を上げることは?
中山:どこまで精度を求めるかのバランスになってきそうです。感度と周波数については今後の検討材料ですね。
国内は自転車ユーザーが支持。スポーツ以外の日常撮りも拡大
運動会や入学式といった“ハレ”の舞台を撮影するハンディカムと、アクションカムの大きな違いとしては、ユーザーによって使いかたが全然違うこと。様々なスポーツやアクティビティなどが想定されるが、実際に購入したユーザーはどんな用途で使っているのだろうか?
伊賀:国内で言うと、一番多いのは自転車です。スポーツで全体の半分強で、その中で自転車が半数。つまり全体では2~3割が自転車ユーザーとなっています。次にバイクやクルマなどのモータースポーツ、ドライブで使っている人が多いですね。スノーボード、ダイビング、サーフィンなどは、時期に応じて非常に盛り上がってきます。やはり、夏、冬のスポーツシーズンには販売数が大きく動きます。
一方で最近のトレンドとしては、スポーツ以外、日常撮りというのが非常に増えてきています。旅行で風景を撮影したり、お子様やお父さんが身につけてレジャーで使ったりなど、徐々にアクションカムの範囲が広がってきて、ハンディカムと使い分けるようになってきているのかな、という感覚です。これが、ここ数カ月の流れですね。
HDR-AS15を発売した当初は、商品のことをよく知っている方、先進的な方が多かったので、使用目的がはっきりしている人が買うものでしたが、今はかなり変わってきています。
―日常使いという意味だと、ハンディカム風に使えるグリップスタイルLCDユニットが使われているのでしょうか?
伊賀:それよりは、アクションカムを手持ちしたり、モノポッドを使いながら撮るというのが増えてきています。そういう意味でも、スマホではなく別体型のライブビューリモコンキットで遠隔操作やライブビューできるのが受けているのかなとも思います。
アクションカムはハンディカムのようにズームできるわけではないですが、視野角が広いので画角の自由度が高い。機動力があるというか、ハンディカムではできないようなローアングルやハイアングルなど、違った楽しみがあるのではないでしょうか。
―ニーズや使い方が変わってくると、販売戦略やプロモーションも変わって来るのでしょうか?
伊賀:昨年から中心にやってきたのは、スポーツ全般におけるプロモ活動です。年間を通しては自転車需要が非常に高いので、国内では自転車ユーザーに向けた提案をメインで展開しています。
昨年はロードレースチームに使っていただいたり、自転車イベントに出展したりしました。また、GPS機能については、自転車やドライブと親和性が高いので、GPS搭載アクションカムで趣味の楽しみが増しますよ、ということを年間を通してWebでプロモーションしています。
スポーツ軸ではある程度認知は広がってきたと思っています。今はスポーツで使っていた人たちが、さらに家庭でお子様などに対してこういう使い方もできるな、ということに気付いて、徐々に用途が広がってきている。非スポーツの日常撮りに向けたPRの取り組みも、これから展開していきたいと思います。
―モノポッドの話がありましたが、アクセサリーの売れ方も変わってきている?
伊賀:以前から多いのは、汎用性の高さもあって、頭に付けるヘッドバンドマウントです。自転車向けにはハンドルバーマウント、クルマ向けにはサクションカップマウントなどが今も常に売れています。
―犬向けのドッグハーネスはどうですか?
伊賀:もちろん増えてはいます(笑)。聞いてみると、猫でも同じように撮りたいという人も多いようですね。ただ、小さい動物に付けるのは難しいところはありますが。
―アクションカムの利用シーンについて、海外市場と日本市場の傾向差はあるのでしょうか。
中山:海外でも自転車で使っていただいている方が多いという話は聞いています。ただ、欧米では国内よりエクストリームスポーツ(X Sports)をやっている方が多いので、相対的に自転車の使用比率は低くなっています。サーフィンやトレッキング・ハイキングも、国内より多いみたいですね。
伊賀:国内でも実はクルマやバイクと同じくらい、トレッキング用途というのはあるんです。そこでモノポッドが有効に使われている、という事例もあります。今後はアクションカムを使った用途提案の幅をもっと広げていきたいと思います。
今は4Kよりもハイフレームレート
新しい用途を拡大しつつあるアクションカム。ただ、ユーザーが好きな利用スタイルを選べるということは、今後の開発における優先順位を決めるのも難しそうだ。今後の開発において何を重視していくのだろうか?
中山:「小さくしてほしい」と「バッテリをもたせたい」、というお客様の声が多く、メーカーとしてもこの2つにどう対応するべきかは常に大きな課題としてあります。
HDR-AS15以降、可能な限り同じハウジング、同じアクセサリーを使えるよう本体サイズをキープしていますが、最初のAS15に同梱していた大きなハウジングから、HDR-AS30Vでは防水性能を水深5m以内に抑えて小型化したものに変更しています。さらに、HDR-AS100Vでは、本体を防滴仕様にしてハウジングに入れなくてもある程度の水しぶきに耐えられるようにしています。
そうして実質的な小型化を進める中で、スタミナに対する需要も高かったので、HDR-AS100VではUSB給電しながら録画できるようにもしています。サイズ、稼働時間については今後もたゆまず改善していきたいところではあります。
―しかし今後のことを考えると、サイズをキープするのはいずれネックになるのでは?
中山:HDR-AS100Vのサイズに対しては、お客様から評価いただいています。とはいえ、アクションカムの用途が広がっているのもありますし、撮影をあまり意識させず、でもきれいに撮れるというのが目指すべきところですから、装着感をなくす努力はしていかなければなりません。
ただ小さくするだけであればできると思うんですが、画質やスタミナなど、犠牲にしてはいけない部分もあると思うので、そことどうバランスを取りながら実現していくかは引き続き考えていきたいところです。
―サイズやバッテリ駆動時間以外のユーザーからの要望としてはどんなものが多いのでしょう?
伊賀:アクションカム独特のものとしては、ハイフレームレートですね。スローモーション用に、もっと高いフレームレートを実現してほしいという声が多い。ゴルフのスイングチェックで使っている方もけっこういらっしゃって、アクションの軌跡をスローで再生するだけでなく自己分析用の用途もあるのかなと。
中山:HDR-AS100VはVGA時の240fpsが最高のフレームレートになりますが、要望としては解像度も、フレームレートも上げて欲しいという両方の要望がありますね。HDR-AS15を発売した時に真っ先に言われたのが、なんで30pしかないんだと(現行機のAS30V/100Vは1080/60p対応)。そういう意見を非常に多くいただいていたので、60pで撮影している方は非常に多いんだろうなと思っています。
―4K対応についてはどうでしょう?
伊賀:4Kは当然意識していかなければならないと思ってはいます。ただどちらかというと、解像度・解像感よりは、スポーツをより自然に、滑らかに撮る需要の方が今は多い。だから手ブレ補正や60pに上がったことが非常に高い満足度につながっているのかなと。なので、その方向性で強みを発揮していく方がお客様にとっていいのかなと思います。
4Kは今後広がっていくでしょう。そこに対して合わせていくべきところはタイミングとしてあると思います。現状はそれ以上に重視されているところがある。たとえば今、複数回答のアンケートを取ると、その中で4K対応してほしいという人は10%ぐらいです。
アクションカムにおいてはフレームレートや、手ブレ補正の方が重視されているということだと考えています。
―手ブレ補正機能はどこまで進化するのでしょう。電子式ではなくハンディカムにあるような光学式の手ブレ補正をアクションカムに応用することは?
中山:技術的にできない話ではないです。ただ、たとえば空間光学手ブレ補正だと、やはり物理的にレンズユニットを動かす技術になりますので、アクションカムにそのまま適用できるかというと、サイズをどうするかという話に直結します。
今はサイズを大事にしていますので、電子式を採用しています。そこからどう進化させるかですが、これまでも対応する振動の周波数を上げていて、わりと速い振動にも追従できるようにしているものの、まだ取り切れていないところはあります。そこへの対応は課題です。
一方でアクションを撮るという面では、完全にビタッと止まっているように見える補正にしてしまうと、それはそれで迫力がなくなることにもつながりかねない。ですので、ブレは味付けとしてケアしつつ補正を加えていく必要があります。「見ていて気持ち悪くならない、けれど迫力はちゃんと伝わる」というのを目指したいですね。
―実際には動画を撮った後の編集も重要なポイントとなってくると思います。そのあたりのフォローは?
中山:HDR-AS100VではXAVC Sフォーマットで記録した時にタイムコードを利用できるようにしていて、簡単に多台数のカメラ映像の同期を取ることができます。一方でそこまでリテラシーの高くない、幅広いお客様向けとして、PC用ソフトの「PlayMemories Home」で、ワンクリックするだけである程度同期を取れる機能も用意しています。
内蔵GPSを使って情報を動画にオーバーレイさせたり、複数のカメラで撮ったものを1本の動画にまとめる、ということに対しても、簡単に実現できる機能を拡充していっています。
―テレビや映画など業務用の展開はどうしょうか?
伊賀:バラエティ番組で採用されることが多く、手ブレ補正機能があるからこそ使いやすいシーンもあって、テレビ局からお声がけいただくことがありますね。
中山:ニュートラルモードを用意していますから、メインで業務用カメラを使い、サブカメラにアクションカムを使うといった場面でも、絵のトーン&マナーをそろえやすくなっています。
パパがカメラマンになるのではなく、そこに入れるのがアクションカム
ニーズに合った製品展開で、シェアを獲得してきたソニーのアクションカム。ただ、動画撮影という意味では、スマートフォンやビデオカメラとある意味競合する製品でもある。今後アクションカムをどのように拡大していくのだろうか?
伊賀:まず2つの柱で提案してきたい。1つはスポーツ軸を大切にしたいので、自転車やその他スポーツ全般における使い方の訴求をしていきます。
最近見えてきている、スポーツ以外の家族などを撮る日常使いの用途に関しては、まだ撮り方についての認知が広まっていないところもあるので、そこを2本目の柱とします。あまり知らない方にこうすればこういう表情が撮れます、というのをしっかり提案していきたいですね。
―日常使いについてはメーカーが提案した通りにユーザーが使ってくれるかというと、なかなか難しいところもある気がします。
伊賀:具体的なプロモーションの方法は申し上げられませんが、たとえばハンディカムで動画を撮る習慣は、とりわけ日本国内においては根付いています。ですが、ハンディカムってどうしてもハレの日に使われることが多い。
そこに対してアクションカムでは、より手軽に、既存のハンディカムで撮ることができないシーンや表情を残せますよ、といったところを気付きとして与えていきたいと考えています。つまり、ハンディカムとアクションカムの使い分けを提案していくということ。どちらか1台というよりも、2台持つともっと多様で面白い映像が残せますよ、と。
中山:パパがカメラマンになるのがハンディカムだとすると、パパも一緒にそのシーンに入れるのがアクションカム。そういった使い方をもっと広げていきたいと思います。
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(協力:ソニーマーケティング株式会社)