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低価格でも超強力ノイキャン、EarFun「Air Pro 4i」飛行機で使ってみた。ハイエンドにも迫る音質
- 提供:
- EarFun
2025年9月2日 08:00
価格を抑えつつ、強力なANCを搭載
EarFunといえば、独自技術による高性能ANC(アクティブノイズキャンセリング)が評判だが、同時にアプリを活用した使い勝手のよさ、臨場感溢れるサウンドなど、1万円以下という価格帯からは望外といえる総合力の高さも評判を得ている。そんなEarFunから、新モデルのTWS(完全ワイヤレスイヤフォン)が登場した。それが「EarFun Air Pro 4i」(7,990円)だ。
名前から想像できるとおり、こちらは2024年登場のフラッグシップTWS「EarFun Air Pro 4」の弟分、ハイ・コストパフォーマンスモデルに位置づけられている製品。Bluetoothチップが異なるのだろう、Snapdragon soundやAURACASTへの対応などが省かれているが、7,990円と低価格。
それでいて、強力なACNを搭載し、LDACコーデック採用によるハイレゾワイヤレス対応など、高音質に関する機能性もしっかりフォローされている。低遅延のゲームモードや3Dサラウンド音声が楽しめるシアターモードも搭載。音楽はもちろん、ゲームやビデオ作品など様々なコンテンツが増分に楽しめるようになっている。
また、Bluetoothバージョン5.4採用による安定した接続や、マルチポイント接続(2つのデバイスを同時接続して自動切り替えできる)、イヤフォン本体で9.5時間(専用ケースからの充電を合わせて40時間)の連続再生が可能など、最新モデルならではの充実した内容を持ち合わせている。
さらに、充電ケースの方にもいくらかの進化が見られる。「EarFun Air Pro 4」よりも小型化され持ち運びがより手軽になってくれたほか、ワイヤレス充電にも対応しているので、とても扱い易い。
強力なANCを、飛行機の中で試してみる
とはいえ、「EarFun Air Pro 4i」最大のトピックといえば、ANCの高性能さであろう。いまや多くの人が認めるEarFun独自のANC技術「QuietSmart 3.0ハイブリッドANC技術」は、名称こそ「EarFun Air Pro 4」のそれと変わらないが、より高度なノイズ抑制フィルターを採用し、各周波数ごとのパラメータを調整・最適化することで、さまざまなタイプのノイズに対してより細かく対応可能できるようになり、電車や飛行機内の騒音、エアコンの室外機やロードノイズといった“音楽の迫力を削いだり不快に感じたりする”中低周波ノイズを強力に除去することを実現したという。
同時に、マイク位置の変更やイヤフォン本体の装着性を向上させるなど、ハードウェアからの性能向上も押し進められている。イヤフォン本体のデザイン変更は並べてみたらなんとか分かる程度のものだが、これによってANC性能は更なる向上を果たしているとのこと。
また、楕円形ノズルや専用イヤーピース(傘と軸部分で堅さが異なるようだ)の採用などによって、装着感も変わっている。しっかりと耳穴に入れるタイプだった「EarFun Air Pro 4」に対して、「EarFun Air Pro 4i」は「AirPods Pro」に近い印象の“耳穴を軽く塞ぐ”タイプへとシフト、長時間の使用でもストレスを感じにくい装着感となってくれた。
さて、実際のANC性能をいろいろなシチュエーションで試してみよう。ちょうど海外取材が入っていたため、飛行機で試してみた、
座った席は、翼のジェットエンジンに近く、比較的騒音がうるさい席だったのだが、ANCでかなり静かに抑え込んでくれたため、5時間ほどのフライトを快適に過ごせて助かった。
ちなみに、EarFunはスマートフォン用アプリも用意され、ANC含め細かい設定ができるので積極的な活用をオススメしたいところ。飛行機内でANCのモードをいろいろ切り替えて試してみたが、やはり騒音の大きい場所なので、「ディープANC」モードがベストだった。
もうひとつ、「AI適応型ANC」モードも、飛行機内ということがちゃんと認識できていたのか、ディープANCモードもほとんど変わらない強力なANC効果を発揮してくれた。
いっぽう、電車移動の時はAI適応型ANCモードに感心させられた。電車内ではかなり強力なANCを発揮しているが、ホームに降りたのちに(周囲の騒音の変化に反応して)効果が自動変更されたようで、環境の変化を感じない静けさを保ち続けてくれた。どんな環境であっても最適なANCへ自動調整してくれるというこのAI適応型ANCモードは、かなり使い勝手がよいと感じた。
普段はこのAI適応型ANCモードを使い、環境によってディープANCモードやウィンドカットANCモードを利用する、という使い方が手軽かつ不便なく扱えそうだ。
このように、ことANCに関してはフラッグシップ機も凌駕する良質さを持ち合わせている。なかなかに嬉しいポイントだ。
ハイエンドモデルにも迫る音質
さて、肝心のサウンドについてはいかがなものだろう。手元のAndroidスマートフォンとLDACコーデックで接続し、ハイレゾ音源での試聴をおこなってみた。
正直、ひと昔前だったら上級機種と言われても納得してしまう、なかなかに上質なサウンド。チタンコーティングを施した複合素材振動板を採用する11mm口径のダイナミック型ドライバーは、充分な解像感を持ち合わせているうえ、丁寧で細やかな表現に纏められている。Jポップだけでなく、クラシックなどを聴いても充分な解像感を持ち合わせ、かつ自然な音色表現なのがとても好ましい。
何よりも、ヴォーカルの歌声がとても魅力的だ。女性ヴォーカルは、サラ・オレインや大原ゆい子、安月名莉子などが独得の美声を心地よい響きで聴かせてくれる。また、宇多田ヒカルは力の抜けた歌い方で、かつバックバンドの演奏との音色的な馴染みがよいため普段よりも幾分聴き心地が良く感じた。
いっぽう、EarFunらしく低域の量感がしっかり確保されているが、同時にフォーカス感のよい締まりある表現を持ち合わせているので、演奏のノリが抜群によい。結果として、YOASOBIやCreepy Nutsなどの現代Jポップがとても楽しい。
キレのよさや迫力など、EarFunのサウンドはこれまでも好評だったが、「EarFun Air Pro 4i」では一皮むけたというか、更なる進化を押し進めた印象だ。なかでも音質と音色の表現力に関しては、この価格帯の製品とは思えない良質さを持ち合わせている。もちろん、解像度やダイナミックレンジ、最低域の深さなど、サウンドの基本スペック面では「EarFun Air Pro 4」にフラッグシップならではのアドバンテージを感じるが、ノリのよさや表現力ではこちらも悪くない。
このように「EarFun Air Pro 4i」は、ANCの優秀さもさることながら、そのサウンドも充分に魅力ある製品となっている。機能性、音質、価格の手頃さと、三拍子揃った希有な製品だ。
クーポンコード:EARFUNIAV
・クーポン使用期限:2025年10月10日23時59分まで
・対象モデル:EarFun Air Pro 4i
・通常価格:7,990円
・特別価格:5,993円