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「黙ってブラビアを買いなさい。」アワード大賞受賞モデル“True RGB”の価値と魅力を語りつくす!
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- ソニーマーケティング
2026年11月4日 08:00
“読者に本当にオススメしたい、いま最も優れたモデル”を選出するテレビNo.1グランプリ「AV Watchアワード」。2026年度、その頂点たる“液晶テレビ大賞”の栄誉に輝いたのが、ソニーの4Kフラッグシップ「BRAVIA 9 II」(XR90M2)だ。
アワードの選者3名全員がBRAVIA 9 IIに対し最高点の評価を付け、他のモデルを大きく引き離す圧勝劇。BRAVIA 9シリーズとしての本賞受賞は3年連続となり、同アワード史上初となる3連覇の偉業も成し遂げた。
数多の競合製品が存在する中で、BRAVIA 9 IIはなぜこれほどまでに卓越した評価を獲得できたのか。
2週間にわたり各社の最上位モデルを比較・検証した選者3名(編集部・阿部、ライター・秋山真/西川善司)が、本機が備える真の価値と魅力を語った。
ここまで違うか。BRAVIA 9 IIの突出したコントラストと階調性能
西川氏(以下敬称略):AV Watchアワード2026の液晶テレビ部門は、各メーカーが新しいバックライト技術を導入するなどして、とても興味深い比較になりました。そうした中、ソニーは赤・緑・青色の3色のLEDを個別に制御するRGB Mini LEDパネルとバックライト制御を巧みに使いこなし、高い輝度と広い色域を実現できていましたね。
阿部:プロフェッショナルモードで実測したところ、BRAVIA 9 IIのピーク輝度は4,000nit。前世代のBRAVIA 9でもピーク輝度は3,000nitを超えていましたが、今回ついにあのマスターモニターと同じピーク輝度が出せるようになりました。
秋山:数値だけを見れば、他にももっと高いピーク輝度を実現しているモデルがあったことも事実です。しかし、本機の凄さは、そうした高いピーク輝度を実現しながらも、色やコントラストが崩れず、映像に破綻が見られなかったことでした。
西川:輝度と色域をバランスさせたのだと思います。確かにRGB Mini LEDバックライトになったことで以前よりも色域は拡大していますし、明暗を問わず、表現できるカラーボリュームも拡がりましたが、色域拡張を無理に追わず、輝度パワーと自然で安定した画作りを重視したのでしょう。
例えば、この夕焼けのシーン。太陽光の眩しさと同時に、山の稜線から夕焼けの赤い光が漏れています。高いピーク、そしてクリアで鮮やかな赤色が再現できなければ、このようなリアルな画は出せません。いま私たちがいるような明るい照明下でも、こうしてしっかりと暗部が締まって見えてますから、日本の明るいリビングにも好適だと思いますね。
秋山:本機のコントラスト性能は突出しています。BRAVIA 9の頃から液晶テレビの中では優れていましたが、ピークがより伸長した本機は、性能がさらに際立ちました。自発光モデルと比較できるレベルになっています。
阿部:階調表現も見事でしたよね。グレースケールはもちろん、赤、緑、青色の階調をチェックするテスト信号を入力しても、グラデーションがとても滑らかで、低輝度な場合においても、グレーの色が変わってしまったり、バンディングのような階調段差が見られませんでした。
秋山:ここまで違うかと思ってしまったくらい、グレースケールの映像では差を感じましたね。どうすればあそこまで精度高く、微妙なグラデーションを描くことができるのか、わたしの理解の範疇を超えています。
西川:やはりバックライトの制御が特別なのでしょう。
テレビの発表会では、液晶パネルを取り外した“ミニLEDチップ剥き出し”のバックライトパネルを展示している時がありますが、バックライトをよく見ると分かる通り、LEDチップは互いに離散して配置されています。
西川:液晶パネルの技術者は、等間隔に配置されたLED光の拡がり方やその上の拡散板を考慮しつつ、同じ電圧でもそれぞれ輝度や拡がり方が異なるRGB各色のチップを、帳尻を合わせながら最適にコントロールしなければいけない。さらに静止画ではなく動画ですから、時間方向の光の変化も考慮する必要があります。
我々は画面に表示された結果しか見ていないわけですが、バックライトを高精度に制御する演算式など、相当卓越した技術が使われているのではないでしょうか。
阿部:振り返れば2004年、世界で初めてのRGB一括駆動LEDバックライト搭載液晶テレビ(QUALIA 005)を開発、発売したのはソニーでした。
その後、業務用モニターなどでは、RGB LEDの色味や輝度の変化をリアルタイムに測定・補正するプレシジョンバックライトシステムを搭載して、バックライトを長期的かつ安定させて制御するための技術も獲得していましたし、LEDを完全独立駆動させるBacklight Master Driveも液晶テレビの画質向上に大きく寄与したエポックメイキングな技術のひとつでした。長年培ってきた技術やノウハウが、BRAVIA 9 IIのバックライトにも活かされているのでしょうね。
まさに“True RGB”とはこのこと。スタンダードモードでもレべチの色精度
秋山:BRAVIA 9 IIの画を見たとき、わたしはニュートラルな色再現が印象的でした。これまでのブラビアはスタンダードモードもシネマモードも、少し赤っぽい、いわゆる“ソニートーン”が伝統だったわけですが、今回はそれと完全に決別しています。
ほんのりと薄化粧はしていますが、今までのブラビアと比べると「これ、本当にスタンダード?」って思ってしまうくらい、マスターモニターライクな画が出ています。
秋山:RGBミニLEDを使って、原色をより強調させるような派手な画作りもできたはずですが、彼らはこのタイミングで、真逆なことをやってきたわけで、個人的にはこの点を高く評価したいです。“True RGB”というキャッチコピー通り、本当のRGBを出そうとしているとしているのですから。
阿部:本機のニュートラルな画は、測定値からも見て取れます。今年のアワードでは、シネマ系モードでHDR信号を、そして新たに標準もしくはおまかせAI系モードでSDR信号の測定を行なったのですが、色の正確さを示す指標ΔEの数値がどちらも3未満という精度でした。
秋山:シネマモードに関しては他社もかなり頑張っていますが、特筆すべきは、SDR信号時のスタンダードモード「ΔE=2.3」という数値ですよね。これは見比べなければほとんど違いが分からない色精度であり、他と比べるともう“レべチ”でしょう。
わたしのような好事家の場合、リビングで放送番組を視聴する時、どのモードで見るべきか? 非常に悩ましい問題なのです。
おまかせ系にすると少し派手ですし、シネマ系にすると少し地味すぎてしまう……。本機であれば、部屋を暗くしてプロフェッショナルモードで映画を楽しむのもいいし、明るいリビングであれば、放送でもネット動画でもスタンダードモード常用で何の問題もありません。
阿部:部屋の照明環境に合わせて画面の明るさや色温度を最適化する機能はありますが、実はブラビアには、画質や音質までテレビがすべて自動調整してくれるような、いわゆる“おまかせ系モード”がないのですよね。
秋山:どのおまかせ系モードよりも、本機のスタンダードの画が一番安心できますよ。感心するのは、ガンマの絶妙なカーブ。測定するとピッタリではないのに、見た目はマスターモニターをそっくりトレースできている。測定値だけでは語れない、画作りの勘所があるのでしょう。
マスターモニターを使ってBlu-rayソフトのエンコードエンジニアをしていた時、基準から外れた画が出てくると気持ちが悪くなる感覚があったのですが、ブラビアの画作りの担当者も、きっとそうした感覚を持っているのではないかと思うんですよね。
西川:マスターモニターという基準器が開発や画作りの現場にあるかないかは、やはり大きいと思います。ワインのテイスティングで水を飲むのと同じように、効果の良し悪しであったり、画作りの方向性が正しいか否かを判断する際には、一旦ニュートラルに立ち返る必要があるわけです。
RGBミニLEDという新しい技術を使いながら極めてニュートラルな色を出せているのも、基準器の有無だけでなく、開発陣の中にも基準器の感覚がしっかり染みついているから、“観測者メタメリズムの罠”に陥らずに済んでいるのではないでしょうか。
“画質を損なわない”驚異の低反射技術。まさに魔法?
阿部:BRAVIA 9 IIでは、独自の低反射技術「Immersive Black Screen Pro」にも驚かされました。テレビの目の前に立っても、自身の姿がほぼ映り込まない。以前秋山さんが“モノリスの石板”と例えていましたけど、言いえて妙だなと。
これほど明るい環境でも見ても、家具や窓から入り込む外光が気にならないですし、設置の自由度も拡がるでしょう。それに映画を観た時の没入感といったらハンパない。映り込みを抑えることの重要性を、再認識させられました。
西川:低反射の実現には、主に2つの手法があります。ひとつは表面に小さな粒子で凹凸を作り、光を散乱させて像をぼかす「アンチグレア(AG)」。もうひとつが、位相を逆にした音波を重ねると音が消えるように、屈折率の異なるフィルムを重ねたりして、光の位相をずらして重ね合わせ反射光を打ち消し合わせる「アンチリフレクション(AR)」という方法です。
前者は凹凸の大小で画面が白浮きや像のぼやけ、後者は鏡像の映り込みや色味の変化といった課題があります。BRAVIA 9 IIの場合、低反射フィルムレイヤーと独自開発したナノ構造層を組み合わせることで、画質を損なうことなくAG/ARの効果を高いレベルで両立したと説明しています。
秋山:ソニーが言う「画質を損なうことなく」という部分、実は最後まで疑って見ていたのですが、正直わたしの目ではデメリットを感じませんでした。一般的なマット加工のディスプレイは確かに黒が浮いたり鮮明さが損なわれるのですが、本機は違うんですよね。
西川:映像を見ても艶っぽさは残っていますからね。見ていて“マットな画”だとは決して思わなかったですよ。
秋山:不思議なことにグレアパネルだったBRAVIA 9と較べても、コントラスト感、フォーカス感ともに本機が優っていました。アワードで2週間見ているうちに、今あるテレビがグロッシー過ぎるのではないか? と認識が変わってきたくらいのインパクトがありました。まさに魔法ですね。
表示遅延が大きく改善「BRAVIA 9 IIはゲームにも強い」
阿部:AV Watchアワードでは毎年、信号が入力されてから映像が表示されるまでの遅延時間を測定しているのですが、BRAVIA 9 IIは前世代から大きな進捗が見られました。
西川:歴代のブラビアはテレビの中でも遅延が大きかったのですが、本機のゲームモードは2K120p信号時で1.2ms、そして4K60p信号時においても、2.9msというゲーミングモニター並みの表示遅延性能にアップデートされていました。
西川:倍速テレビで60コマの映像を表示する場合、原理上、0.5フレーム(8.3ms)の遅延が避けられません。ですから、倍速テレビは通常9~10ms程度の表示遅延があるものなのですが、本機は等倍表示させる仕組みを入れることで非常に少ない遅延に抑えられています。
なぜかカタログやホームページにも表示遅延に関する事項が記載されていないので、「BRAVIA 9 IIはゲームにも強い」とアピールしてもよいと思います。
阿部:それから、前機種との比較で言うと、BRAVIA 9 IIは消費電力性能も向上しているのですよね。公称では「約20% OFF」としていて、本当かなと消費電力計も用意したのですが、高輝度でありながら他と比べても確かに消費電力は低く抑えられていましたし、表示する映像に応じて、電力値がダイナミックに変動する様子も確認できました。これも、本機のバックライト制御が賢く働いている証左なのでしょうね。
「迷わなくていい。黙ってブラビアを買いなさい」
秋山:数年前までは、ブラビアに関しては「製品としては優等生ではあるのだけれど、“自分のようなマニアが欲しがるようなテレビ”ではない」なんて思っていたのですが、BRAVIA 9を見てから印象が変わりましたね。BRAVIA 9 IIに至っては今すぐにでも欲しいくらいです。
西川:BRAVIA 9 IIは市場の反響も大きく、人気があると聞きました。
秋山:高いけれど価値のある優れた製品が売れているというのは、とても健全で良い事だと思います。わたしもまずはお金を貯めないと。
阿部:液晶テレビを買うなら、わたしもBRAVIA 9 II一択ですね。いま2階のリビングが77型ですから、次はImmersive Black Screen Pro採用の85型を置きたいくらい。
実は昨年、予算や設置・利用環境を聞いたうえで知り合いに85型のBRAVIA 9を購入させたのですが、今なら間違いなくBRAVIA 9 IIを勧めます。「迷わなくていい。黙ってブラビアを買いなさい」ってね。
















