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ビエラ「Z95B」に樋口監督驚愕!! 明るく色鮮やかな映像と立体音響でNetflix映画『新幹線大爆破』の爆破シーンも「凄い」
提供:パナソニック
2025/05/20

Netflix映画『新幹線大爆破』の仕事もひと段落し、久しぶりに平和な日々が戻った樋口真嗣監督の元に“聞き捨てならない”一報が届いた。
実は樋口監督、2年前にパナソニック提供の有機ELビエラ「MZ2500」を迎え入れたばかり。
取材で目にした、当時のフラッグシップ「MZ2500」シリーズの画質に一目ぼれ。パナソニックからは「パネルも一新して、ビエラ史上最高の高コントラストと美しい色表現を実現しました!」とアピールされ、しまいにはAV Watch編集部からも「監督、映画観るならコレ一択です!間違いないです!」と焚き付けられ、愛用していたテレビとお別れし、「TH-65MZ2500」を導入してしまったのだ。
もちろん、そのクオリティには樋口監督も大満足。ドルビーアトモスのサラウンド環境にMZ2500が加わったおかげで、ブルーレイ映画やテレビ放送、配信作品を一段と高品位に楽しめるだけでなく、制作途中の作品の映像チェックもできてしまう空間が完成。

有機ELビエラ「MZ2500」で大満足だった樋口監督だったが……
「これ以上を望むならゼロが一つか二つ乗っけなければ成立しない領域、ミニマムのマックスになった感がある。仕事の上での安定した環境を仕事の真っ最中にことさらにいじらない方が良いのでは?」と、ハードの物欲すら減退してしまうほど、イイ感じのシステムが出来上がった……はずだった。
樋口監督「今度のテレビって、どんな製品か知ってる?」
編集部「パネルが一新されてビエラ史上最高の画質になっているそうですよ!」
樋口監督「・・・・・・・」
というわけで5月某日、心にモヤモヤを抱えた樋口監督と共に、最新ビエラが待つパナソニック目黒拠点へ突撃した。
有機EL“大進化”の立役者「プライマリーRGBタンデム」とは?
最新ビエラとのご対面の前に、まずは先日発表されたばかりのビエラ2025年モデルをざっくり紹介しよう。
2025年モデルは、最新世代のパネルを搭載した4K有機ELテレビ「Z95B」「Z90B」を筆頭に、ミニLEDバックライトを搭載した4K液晶テレビ「W95B」、倍速パネルの4K液晶「W90B」、そして手頃でシンプルな等速4K液晶テレビ「W80B」の全5シリーズ・15製品をラインナップする。

Z90B

W95B
有機EL・液晶モデル共に、パネルやエンジンなどを見直して画質・音質をブラッシュアップ。昨年話題を集めたFire TVも全モデルに搭載していて、Prime VideoやNetflix、U-NEXT、TVerなどの動画配信サービスはもちろんのこと、音楽配信、ゲームアプリをダウンロードして大画面で楽しむことができる。
ネット動画と放送中のテレビ番組が一覧表示されるホーム画面や、全自動ディーガと連携した「過去未来番組表」、番組を別部屋で楽しめる「お部屋ジャンプリンク」、録画番組を外出先からスマホで楽しむ「Panasonic Media Access」など、パナソニック独自のUIや便利機能も健在だ。

Fire TVのUI。動画配信サービスはもちろん、音楽配信やゲームアプリをダウンロードし大画面で楽しめる
今年は液晶の高価値ライン「W95B」シリーズでもサイズバリエーションを増やすなど、ミニLEDモデルの強化も1つのポイントだが、やはり最大の目玉は、有機ELのハイエンド「Z95B」シリーズの“大進化”だろう。

大進化を遂げたハイエンド「Z95B」シリーズ
その大進化の立役者が、初導入となる最新世代有機ELパネル「プライマリーRGBタンデム」だ。
少し細かい話になるが、ビエラの有機ELモデルには、青色や黄色の発光層を積み重ねて、“白色”を作り出すWOLEDというタイプのパネルが使われている。プライマリーRGBタンデムもこのWOLEDタイプだが、従来と異なるのは、構造にメスが入って、発光層が3層(青+黄+青)から4層(赤+濃青+緑+濃青)へ“白色を作り出す中身”が一新されたことだ。
MZ2500やZ95Aが搭載するマイクロレンズ有機ELパネルも、輝度を大幅に向上させた画期的パネルだったが、この時は表面部分に極微細なレンズを配列させることで輝度を高めた光学処理であり、内部の構造は従来ままだった。
そのうえ、テレビに使われてきたWOLEDは長らく、青色と黄色の発光層がベース。つまり、プライマリーRGBタンデムは、黄色という混色ではなく、光の三原色である赤・緑・青の3色で光を作り出せるようになった初のWOLEDタイプの有機ELパネルなのだ。
このパネルの搭載で、大きくパワーアップしたのが「色」と「明るさ」。
色は前述したとおり、発光層が黄色から赤・緑の原色になったことで、カラーフィルターを通した際の色純度が大幅に向上。バラの深みのある赤であったり、夜を照らす高発色なネオンライトなど、彩度の高い色もハッキリ描写できるようになった。
そして明るさにおいても、発光層が増えたことで今まで以上に明るい光が生み出せるようになった。しかも、従来と同じ明るさであれば、より少ないパワーで表示できるよう発光効率も改善されている。
有機ELの発光性能を最大化する、ビエラのオンリー技術
と、ここまではパネルの話。このパネルをどのように使いこなし、優れた表示性能のモデルに仕上げるか? が有機ELテレビの設計・開発に携わるメーカー技術者の腕の見せ所になってくる。
では、Z95Bにはどのようなオンリー技術が搭載されているのか。長年ビエラの商品企画を担当している真田氏に、Z95Bの秘密を解説してもらった。

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 テレビ事業部 事業戦略部 商品企画課 主幹 真田優氏
まずZ95Bでは、プライマリーRGBタンデムの発光性能を一段と引き出すべく、レーシングカーの設計でも活用されているエアロダイナミクス(空気の流れをコントロールする技術)を放熱設計に応用。空気の流れを可視化する流体シミュレーションを使い、「サーマルフロー」と呼ぶ独自の放熱構造をあみ出した。
サーマルフローの目的は、パネル内部から発生した熱を素早く外へ逃がすこと。
有機ELパネルは光の生成と引き換えに、セル自体が熱を帯びる。またパネルの背面に設置するパネルドライバーや電源回路、メイン基板も熱の発生源になる。こうした熱を外へうまく逃がし、パネルが安定して高い輝度を生み出せる環境を作ることが、パネルの発光性能を引き出す重要なポイントになる。
Z95Bでは、パネル裏に「バックカバー一体型放熱プレート」を独自素材で貼り付けて、パネルそのものを放熱。さらに、回路や基板といった内部構造の配置、ならびに背面カバーの吸排気口の位置を変更。テレビ背面下部から吸い上げた空気が熱源を通って背面上部から抜けるよう、スムーズな気流を作ることで、これまで以上に効率的な放熱が可能になったという。

真田優氏からレクチャーを受ける樋口監督
さらにパネルの発光を制御する技術「Bright Booster」も進化。
従来は、3次元映像信号解析と温度センサーを組み合わせ、パネルの発光状態を画素ごとに管理して、独自の電流制御アルゴリズムでパネルを駆動。加えて、リアルタイムでパネル発光性能を解析し、それをフィードバックすることでパネルの発光性能を引き出していた。
Z95Bでは、後段の発光性能解析に、新開発の熱解析シミュレーションも活用。シミュレーション結果も参照した独自の電流制御アルゴリズムとリアルタイム解析によって、一段と高精度なパネル制御を実現。真田氏は「パネル性能の最大化と、更なるコントラスト向上を両立することができた」と話す。

パネルの発光を制御する技術「Bright Booster」も進化している
新モデルのインパクトが強すぎて、MZ2500にもう目が行かない
では、Z95Bの画はどのような仕上がりなのか?樋口監督所有のMZ2500と、新モデルのZ95Bを横並びで設置して、実際の映像を比べてみた。
最初は、色純度の進化が分かるテスト信号から。2つのテレビに赤く塗られたウィンドウが表示されると、思わず樋口監督は「……オレのMZ2500と、発色も明るさも全然違うんですけど……」と絶句。
続いてビーチを映したデモ映像が流れると、「砂の一粒一粒が鮮明だし、波の反射の煌めきもとてもリアル。映像も明るいからか、まるで視力が上がったみたいに全てがクッキリ見える。真っ赤な南国の花も、MZ2500だと赤一色に見えてしまっていたけれど、新モデルは微妙な赤色の違いが描き分けられてますよね」と違いを指摘。
「というか、オレの(MZ2500)ってこんなに暗かったっけ? 今までイイと思っていたんだけど……新モデルを見ちゃうとなぁ。参ったなぁ……2年でコレ出しちゃっていいのかって。MZ2500ユーザーとしてはいますごく複雑な気持ちになっちゃってますよ(笑)」。

「Z95B」のレクチャーを体験し「今までオレのもイイと思っていたんだけど……新モデルを見ちゃうとなぁ。参ったなぁ……」と「Z95B」の凄さに驚く樋口監督
次に樋口監督が選んだのは、4K Ultra HD Blu-rayソフトの「デューン 砂の惑星PART2」から、主人公ポールが砂虫に乗るチャプターとハルコンネン家と戦うクライマックスのパート。
「凄いですよ。新モデルのインパクトが強すぎて、MZ2500にもう目が行かない。しかも画だけではなくて、音も結構違いますね。砂虫のシーンなんて、音場がよりワイドに聞こえますし、一音一音がクリアになってる。MZ2500の時もそうだったんですけど、こうゆういい製品が家にやって来ると、好きな作品を棚から取り出してまた観直したくなってしまうんですよね」とコメント。

対向配置のパッシブラジエーターを4基搭載した新ウーハー。前モデルから低音が強化され、出力は30Wにアップしている
「それから、さっき部屋の灯りが付いた時に気が付いたんですけれど、表面の反射も違うんですね。MZ2500を設置している事務所は、窓から入る日差しが強くて、ブラインドをしていても映り込みが少し気になるときがある。でも新モデルは、映り込みがMZ2500よりも少ないし、明るい環境でも暗部が浮かない。見れば見るほど、新モデルがよく見えてしまうから、ますます気持ちのやり場に困ってしまいますよホント」。
最後に、樋口監督の最新作であり、4月23日に全世界で配信がスタートしたばかりのNetflix映画『新幹線大爆破』から、盛岡駅通過のパートとクライマックスの大爆破シーンをZ95Bで再生した。
「実はNetflix映画『新幹線大爆破』のCGチェック用などで、事務所と同じモデルのMZ2500を3台ほどお借りしまして、大型のリファレンスモニターとして活用させてもらいました。何度も見たシーンですけれど、新モデルで再生するとやはり凄いですね。先ほどから『凄い』しか出てこないですけど、凄い(笑)」。
「あとやっぱり音も良くなっていますね。今回のNetflix映画『新幹線大爆破』は、音にもこだわって全編ドルビーアトモスで製作されたんです。だから、なるべくたくさんの方に『ドルビーアトモスで観て欲しい!あとご近所に迷惑をかけない程度に、音量大きめで再生して!』って、みんなにアピールしているんですけれど、オレの周りでもドルビーアトモスを満足に再生できる環境をそろえている方って少ないんですよ」。

Netflix映画『新幹線大爆破』も、音にこだわって全編ドルビーアトモスで製作されたということで、音についても熱く語る樋口監督
「その点、Z95Bならイネーブルドスピーカーも、ワイドスピーカーも付いてるし、テレビ単体でドルビーアトモスが楽しめちゃう。天井にスピーカーを設置してドルビーアトモスを再生しているオレがいうのもなんだけど、普通の方は『これで満足』じゃないかと。いやむしろ、このモデルでNetflix映画『新幹線大爆破』を楽しめる方が羨ましいですよ」。

ビエラには、専用モード「Netflix画質モード」が搭載されている
ビエラには、制作者の意図通りの映像表現を体験できる専用モード「Netflix画質モード」を搭載。さらに2025年モデルでは、Prime Video視聴に最適な画質モード「Prime Videoキャリブレーションモード」(※1) も新設されている。
「Z95Bは音もいいし、明るいし、色もいいし、コントラストも凄い。新モデルからも技術者の想いと言うか、パナソニックの職人気質を垣間見た気がします。それ以上にもう何も言いようがないですよ。強いて言えば、65型に見慣れてしまうともっと大きなサイズが欲しくなっちゃうことと、すごく控えめな型名くらい。“95”じゃなくて、いっそ100とか、1000とか、10000にしてもよかったんじゃない!? だってこんなに進化したんだから!(笑)」。

Z95Bを絶賛していた樋口監督
画質・音質だけでなく、デザインも一新された2025年モデルの有機ELビエラ「Z95B」シリーズ。
樋口監督も羨むほどの大進化を遂げ、まさに6年ぶりのフルモデルチェンジにふさわしいフラッグシップ有機ELテレビが誕生したと言えそうだ。

Z95B
【注釈】
(※1) ※本体ソフトウェアのアップデートが必要です。
※ 図は効果を説明するためのイメージです。