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64 AUDIO、聴覚保護もするユニバーサルイヤフォン「ADEL U」。最上位はBA×12
2016年7月21日 11:00
ミックスウェーブは、米64 AUDIOのユニバーサル型イヤフォン「ADEL Uシリーズ」4モデルを7月23日より発売する。「ADEL U12」、「U10」、「U8」、「U6」の4モデルを用意し、頭文字のUがシリーズ名を、後ろの数字はバランスド・アーマチュア(BA)のドライバ数を表す。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、U12が217,600円前後、U10が190,500円前後、U8が136,200円前後、U6が122,600円前後。
昨年から発売しているカスタムイヤフォン「ADEL Aシリーズ」のユニバーサルモデル。筐体デザインは4機種で同じ。ケーブルは着脱可能で、2ピン端子を採用している。
聴覚への障害リスクを最小限に抑えながら、より広いサウンドレンジで音楽リスニングを体験できるという「ADEL(Ambrose Diaphonic Ear Lens)」テクノロジーを採用しているのが特徴。
本体にADELフィルターと呼ばれるパーツを搭載しており、これを交換する事で、音の変化が楽しめるのも特徴。標準で「ADEL-S1 Auto Modules」が付属しており、フィルター単体でも販売されている。
開発者のStephen Ambrose氏が、リスニングデバイスからの音圧による鼓膜損傷を解決すべく、耳の健康を維持するための「第二の鼓膜」を発明。鼓膜にかかる空気圧を鼓膜の代わりに吸収し、聴覚障害になるリスクを抑えるという。Ambrose氏は、この技術を世に伝えるべく、Asius Technologiesを設立。2014年に1964 EARSと共同で、プロオーディオ向けにミュージシャンの聴覚障害を最小限に抑えるイヤフォンの開発に着手した。
フラッグシップ「U12」
12個のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを搭載したフラッグシップモデル。「非の打ち所がない空間表現(ダイナミックレンジの向上)」が特徴だという。
ドライバ構成は、低域×4、中域×4、高域×4で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。周波数特性は10Hz~20kHz、感度は117dB/1mW、インピーダンスは16Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
リファレンスモニター「U10」
リファレンスモニターと位置づける、BA 10ドライバモデル。「ミュージシャンやスタジオ関係者だけでなく、耳の肥えたオーディオファンにも推奨できる」という。ドライバ構成は、低域×2、中域×4、高域×4で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。
周波数特性は10Hz~20kHz、感度は117dB/1mW、インピーダンスは18Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
ベーシスト、ドラマー、キーボーディスト向け「U8」
8基のBAを搭載。構成は、低域×4、中域×2、高域×2で、3ウェイクロスオーバーを内蔵。ベーシストやドラマー、キーボーディストなど低域の量感が必要で、臨場感あるサウンドを求めている人向けに設計しているという。
周波数特性は10Hz~20kHz、感度は117dB/1mW、インピーダンスは18Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。
ツアーミュージシャンや教会音楽向け「U6」
6個のBAを搭載し、ツアーミュージシャンや教会音楽向けに開発したというカスタムイヤフォン。ドライバ構成は、低域×2、中域×2、高域×2で、3ウェイクロスオーバーを内蔵する。
周波数特性は10Hz~20kHz、感度は115dB/1mW、インピーダンスは22Ω。ケースやケーブル、クリーニングツール、シャツクリップなどが付属する。