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8K/360度カメラ「Insta360 Pro」。4Kライブ配信やドローンにも

 ハコスコは、中国Arashi Vision製の8K全天球カメラ「Insta360 Pro」を4月21日より予約販売開始した。6つのレンズを備えたプロ仕様としており、価格は45万円(税込)。発売は5月下旬ごろを予定している。

Insta360 Pro

 全天球カメラInsta360シリーズの新モデルで、直径143mmの本体に画角200度/F2.4のレンズを6個搭載。1台で8K解像度(7,680×3,840ドット/30p)の全天球動画撮影が行なえる。シームレスな360度3D映像のライブストリーミング配信も可能で、「VR制作は飛躍的な進歩を遂げる」としている。3D撮影は、8K静止画、6K動画、4Kライブストリーミングに対応する。ドローンに装着して空撮にも利用可能としている。

1台で360度の8K/4K撮影などが可能

 4K撮影時にはリアルタイムスティッチングを行ない、後処理は不要。8K記録時は後処理によりスティッチングする。タイムラプスモードと100fps高速撮影(4Kスローモーション撮影時)を用意。スマートフォンやパソコン、ヘッドセットを使ったリアルタイムプレビューも行なえる。

 インターフェイスはHDMI、USB Type-C、Ethernet。オプションで無線LAN、4G接続にも対応する。ユーザーはRTMPアドレスを入力し、Proのオンボードプロセッサの使用で、中継サーバーを必要とせずに直接ライブストリーミングできる。HEVC/H.265圧縮とキューブマッププロジェクションを使用すると、通常より配信の帯域幅を60%削減できるという。

 記録メディアはSDカードまたはUSB 3.0接続のHDDなど。バッテリ容量は5,000mAhで交換可能。音声記録には4つのマイクを内蔵するほか、AUX入力も備える。Insta360 Pro専用アプリはWindows、Mac、iPadに対応する。連続撮影時間は75分間。モバイルバッテリで外部給電しながらでも撮影できる。バッテリを含む重量は1,228g。