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GoPro HERO8 Black登場。手ブレ補正がHyperSmooth 2.0に進化。モジュール追加で機能強化

GoProは1日、新アクションカメラ「HERO8 Black」を発表した。ブレを抑えた映像を撮影できる「HyperSmooth 2.0」を搭載するほか、4つの画角が選べ、外部マイクやHDMI出力ポート、フリップ式のディスプレイなど、様々なモジュールを取り付けられる。価格は55,880円(税込)。10月25日発売で、既に予約注文を受け付けている。直販サイトでは特典として、SanDisk Extreme 32GB microSDHCカードが付属する。

「HERO8 Black」に様々なモジュールを取り付けたところ

ブレを低減した撮影ができるHyperSmooth機能を進化させた「HyperSmooth 2.0」を搭載。ピッチ軸の安定性が劇的に改善され、すべてのフレームレートと解像度で使用できるようになったという。「ブースト」など複数のレベルの安定化機能を搭載しているほか、アプリ内水平維持機構も備えている。

「HERO8 Black」
GoPro: Introducing HERO8 Black — Beyond Next Level

モジュール式でオプションを取り付けられるのも特徴。「メディア モジュラー」を購入すると、ショットガンマイク、Type-C、HDMI出力ポート、3.5mmの外部マイクアダプターポート、追加アクセサリー用の2つのコールドシューマウントを追加できる。「メディア モジュラー」は12月より予約注文受付開始。

「メディア モジュラー」を取り付けたところ

「ディスプレイ モジュラー」は、本体の上部に取り付けられる折り畳み式の1.9型前面/背面ディスプレイ。撮影時の確認用ディスプレイとして最適なサイズで、使わないときは折り畳んでおけるという。こちらも12月より予約注文受付開始。

「ディスプレイ モジュラー」を取り付けたところ

「ライト モジュラー」は、HERO8 BlackにパワフルなLEDライトを取り付けられる。水深10mの防水性、ウェアラブル、ギアマウント可能なライトで、メディア モジュラーにマウントすることも、GoProマウントに直接取り付けることも可能。照明を柔らかくするディフューザーも付属する。

なお、これらのオプションの国内販売価格はいずれも未定。

「ライト モジュラー」

動画は4K/60p、1080/240pでの撮影が可能。最大100Mbpsのレートで記録できるほか、1080/240pでは8倍スローモーションの撮影ができる。

静止画はRAW形式でも撮影でき、タイムラプスや連写でもRAWモードが利用可能。後述するアプリと連携し、1080pのライブストリーミングも可能。ブロードキャスト時でも、HyperSmooth機能が使用可能。映像をmicroSDカードに保存し、ライブストリーミング後コンテンツを確認することもできる。

アクティビティに合わせて、視野角の設定が可能。狭角、歪みのないリニア、広角、SuperView(スーパービュー)の4つのレンズから選択できる。それぞれの画角は、狭角(スマートフォンと同等の視野角)、リニア(歪みのない視野角)、広角(GoProを象徴する視野角)、SuperView(最も広く臨場感あふれるGoPro独自の視野角:特許取得済み)と、表現されている。

TimeWarp(タイムワープ)撮影機能では、速度の自動選択や、ワンタップで速度をリアルタイムにスローダウンすることが可能。スーパーフォト機能にも改良を加え、ゴーストのないHDRアクション写真が撮影できるという。

新機能のLiveBurstを使うと、シャッターの前後に1.5秒の12MP(4K 4:3)映像を撮影。前後1.5秒を90枚の静止画として記録するか、3秒間の4Kビデオクリップとしてシェアするか、選択できる。

4K、2.7K、1440p、または1080pでの「ナイト ラプス ビデオ」撮影にも対応する。3つのマイクを備え、マイクのウィンドノイズ低減機能も最適化された。

本体は、水深10mまでの防水性能を備えている。「GoPro ビデオ スタート」や、カメラを起動する「GoPro 電源オン」など、14種類の音声コマンドでハンズフリー操作が可能。

GoProアプリは、Quikアプリの全機能を統合した。さらに、GoProコンテンツとスマートフォンコンテンツの両方の編集が可能となり、マルチクリップ編集に加えてシングルクリップ編集でもフィルターを適用できるようになった。

さらに、1080p解像度のライブストリーミングが可能。自動生成ビデオ編集機能には、4種類のGoProらしい編集テーマを新たに追加。「Adrenaline Seeker」「Adventure Travel」「Cinematic」「Memory Curator」から選べる。