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ソニー、Wおまかせチャプタ/CREAS 2搭載のBDレコーダ

−上位機はスカパー! HD録画。メニューBD作成


BDプレーヤーを含む、新BDレコーダのラインナップ

9月12日より順次発売

標準価格:オープンプライス

 ソニーはBlu-rayレコーダの新ラインナップとして、HDD容量1TBの「BDZ-RX100」、500GBの「BDZ-RX50」、320GBでデジタルダブルチューナの「BDZ-RX30」、320GBでシングルチューナの「BDZ-RS10」の4モデルを9月12日より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。各モデルの発売日、機能差、店頭予想価格は下表の通り。

 なお、11月上旬には最上位モデル「BDZ-EX200」も発売。合わせて5モデルで展開する。EX200に関しては別記事で紹介している。

モデル名 BDZ-EX200
※別記事参照
BDZ-RX100 BDZ-RX50 BDZ-RX30 BDZ-RS10
HDD容量 2TB 1TB 500GB 320GB
発売時期 11月上旬 9月19日 9月12日
店頭予想価格 28万円前後 18万円前後 15万円前後 12万円前後 10万円前後
デジタルチューナ ダブル シングル
高画質機能 CREAS 2 plus
DRC-MFv3
CREAS 2
USB入力 1 2 1 1 1
カメラ取り込みボタン
おでかけ転送 ウォークマン
PSP
携帯など
ウォークマン
PSP
携帯など
ウォークマン
PSP
携帯など
DLNAサーバー
スカパー! HD録画
HDV/DV入力
マルチカードスロット
HDMI映像/音声
独立出力

 RX/RSシリーズに共通する特徴は、凹凸の少ないシンプルな筐体デザインを採用したこと。前モデルと比べ、高さを約10mm、奥行きを約6mm削減した。外形寸法は共通で、430×327×69.8mm(幅×奥行き×高さ)。フロントパネルにはハーフパネルを採用。RX100ではブラック、RX50はガンメタリック、RX30/10ではシルバーと、機種によってカラーを変えている。また、対応機種ではカメラ取り込みボタンとおでかけ転送用ボタンを、前面右側に用意している。

BDZ-RX100 フロントパネルを開いたところ 前面右側にカメラ取り込みボタン、おでかけ転送用ボタンを備えている

 録画の基本機能は従来モデルを踏襲。BDZ-RX100/RX50/RX30の3機種は、地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナを搭載し、デジタル放送の2番組同時録画が可能。AVC変換録画対応は1系統(録画1)で、もう1系統(録画2)はDRモード専用。録画中にBDビデオが再生できない、「録画2」で録画中は編集や書き出しなどができないといった、録画機能の制約も従来から基本的に変わっていない。

 しかし、録画後の再生/編集時における使い勝手は向上。CMやシーンの切れ目で、自動的にチャプタを付与する「おまかせチャプタ」が、従来「録画1」でしか利用できなかったが、新モデルでは「録画2」でも利用できるようになった。同社では「Wおまかせチャプター」と名付けている。

 また、従来は「録画1」で録画していると、「録画2」がフリーでも表示チャンネルを変更できなかった。新モデルでもその制約は同じだが、新たにデフォルトの録画先を「録画1」、「録画2」から選択できるようになった。「録画2」を選んでおけば、例えば「見ている番組を急に録画したくなり、手動録画を開始したら、チャンネルが変更できなくなった」という問題が解消される。

 BDZ-RS10はシングルチューナモデル。なお、全モデルとも地上アナログチューナも備えている。

BDZ-RX50 BDZ-RX30 BDZ-RS10

 全モデル、高画質回路の「CREAS 2」を搭載。8bitの入力信号を14bitに拡張して、映像をクッキリ/なめらかにするHD Reality Enhancerなどの機能を踏襲しつつ、新たに、接続したモニタに合わせて最適な画質を簡単に設定できる「モニター別画質プリセット」を用意。

 ソニーの画質担当者がデバイスを検証して決めたプリセット値を記憶させたもので、「液晶テレビ(明るい部屋)」、「液晶テレビ(暗い部屋)」、「プラズマ」、「プロジェクタ」、「有機EL」など、接続した表示デバイス名を選択するだけで理想的な表示が可能になる。さらに黒レベルの調整を行なう「クリアブラック」機能も追加。黒の陰影を調整する機能で、より引き締めた映像にカスタマイズできる。

 録画画質も進化。録画時のビットレートを映像シーンに合わせてダイナミックに制御する「新ダイナミックVBR」を搭載。精度が従来と比べて飛躍的に向上しており、低ビットレートでも高画質な録画ができるという。「インテリジェントエンコーダー」と名付けられている。

 録画モードの仕様も変更。最大解像度1,440×1,080ドットで録画していたLSR/LRモードが、放送がフルHDの場合、フルHDのまま録画するようになった。ビットレートもLSRが5Mbps(4倍録画)から、4Mbps(5.5倍録画)へ。LRが4Mbps(5.5倍録画)から3Mbps(8倍録画)に下げており、LRモードで新たに8倍速録画が可能になった。

 さらに「ジャンル別エンコーディング」機能も搭載。EPGの番組ジャンル情報を用いて、録画時に画質パラメータを最適化。アニメであれば輪郭部分に発生しやすいモスキートノイズを低減、スポーツであれば動きの滑らかさを重視し、激しい動きのシーンのブロックノイズを防ぐ処理を適用する。ほかにも映画用モードなどを備えている。

 また、搭載するドライブは全機種でBD-Rの6倍速に対応する。

【BD/HDDの録画モード】
録画モード コーデック 新モデル 従来モデル
(参考)
解像度 ビットレート 解像度 ビットレート
DR MPEG-2 1,920×1,080
1,440×1,080
ストリーム記録 1,440×1,080 ストリーム記録
XR AVC 1,920×1,080
1,440×1,080
SD
15Mbps
(1.5倍録画)
1,920×1,080
1,440×1,080
SD
15Mbps
(1.5倍録画)
XSR 12Mbps
(2倍録画)
12Mbps
(2倍録画)
SR 8Mbps
(3倍録画)
8Mbps
(3倍録画)
LSR 4Mbps
(5.5倍録画)
1,440×1,080
SD
5Mbps
(4倍録画)
LR 3Mbps
(8倍録画)
4Mbps
(5.5倍録画)
ER SD 2Mbps SD 2Mbps

 録画時には従来モデルと同様、自動録画機能の「おまかせ・まる録」が利用可能。登録キーワードやジャンル、おすすめ番組などを対象に、合致する番組を自動で録画することができる。録画した連続ドラマ全話を一括でダビングする「連続ドラマ一括ダビング」機能も利用可能。

 RX100とRX50は、「スカパー! HD」の連動録画に対応。LANケーブルで接続することで、予約情報や放送データがスカパー! HDチューナから送られ、BDレコーダで録画できる。録画番組はBDメディアに書き込んだり、PSPなどにおでかけ転送することも可能。BDレコーダとして「スカパー! HD」に対応するのは今回のモデルが初めて。 ソニー製チューナ「DST-HD1」は10月のアップデートで対応が予定されている。

 2モデルはおでかけ転送機能も装備。PSP、ビデオ対応ウォークマンなどの従来機種に加え、今後発売予定のauとNTTドコモのデジタル放送転送に対応した携帯電話や、今後発売されるソニーのカーナビ「nav-u」対応機種への転送にも対応する。

 なお、「スカパー! HD」の録画は強制的に「録画2」で行なわれる。おでかけ転送用のファイルは「録画1」での録画時に同時作成されるため、スカパー! HDのおでかけ転送時には、実時間をかけての変換が必要。

 全モデル、アクトビラ ビデオのダウンロード配信機能に対応。ダウンロードコンテンツのおでかけ転送もサポート。ビデオカメラやデジタルカメラとの連携も強化。取り込んだ動画/静止画をBDにダビングする際、BD-Jを使ったメニューが作成できる。

 「思い出ディスクダビング」と呼ばれる機能で、写真、動画、ピクトストーリーなどのコンテンツを一覧にまとめたメニュー画面が自動で作成できる。目玉機能のカレンダービューは、カレンダーを画面に表示し、その日に撮影したコンテンツを再生するメニューとなっている。

 BDレコーダの本格普及期にさしかかっていることから、VHSデッキからの買い替えも視野に、レコーダ初心者向け機能を充実させている。「らくらくスタートメニュー」は、再生、予約、ダビングなど、目的に応じてガイド付きで操作をナビゲートするメニューで、VHSデッキからのダビングもアシスト。VHSデッキとBDレコーダのケーブル接続方法が画面に絵で表示されるなど、レコーダ初心者でもわかりやすいようになっている。

VHSデッキとの接続方法などをわかりやすく表示。ダビング操作まで解説してくれる らくらくスタートメニュー。目的に応じて選択する BDZ-RX100/RX50/RX30の主な端子数や種類は共通

付属のリモコン。デザインが若干変更されている
 付属リモコンもブラッシュアップ。文字を大きく、見やすい色に変更したほか、らくらくスタートメニューにダイレクトにアクセスするボタン、アクトビラ起動ボタン、フォルダ整理ボタンも用意。他社のテレビ操作にも対応している。

 主な入出力端子は4機種共通。出力はHDMI(1080/24p対応)×1、D4×1、コンポジット×1、S映像×1、アナログ音声×1、光デジタル音声×1。入力はコンポジット×1、S映像×1、アナログ音声×1を備える。RX100はi.LINK(HDV/DV)入力端子も装備。マルチカードリーダも備え、USB端子を前面と背面に合計2系統備えている。その他の機種は前面の1系統のみ。

 重量と消費電力はRX100が約7.9kgで59W(待機時:38.5W)、RX50が約4.5kgで54W(同34W)、RX30は約4.3kgで49W(同32.8W)、RS10は約4.3kgで49W(同32.2W)。



(2009年 8月 26日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]