RIAJ、2010年8月のレコード生産実績を発表

-シングルCDが前年比182%、アルバムは3割減


 日本レコード協会(RIAJ)は21日、2010年8月度のレコード生産実績を発表した。音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオ合計)生産実績は、数量が前年同月比93%の2,064万枚・巻、金額が同84%の217億円で、数量・金額ともに前年を下回った。

 同統計は、協会員社の報告をもとにしたもの(非会員社からの販売受託分を含む)。数量の内訳は、シングルCD(8cm、12cm)が前年同月比182%の607万枚と好調であったのに対し、12cm CDアルバムは同71%の1,057万7,000枚、アナログディスクが9,000枚(同68%)、カセットテープは25万9,000巻(同93%)と低調だった。

 SACD、DVDオーディオ、DVDミュージック、MDを合わせた「その他」は、前年同月比42%の2万2,000枚。また、「音楽ビデオ」に含まれるDVDは、前年同月比100%の356万枚。


【2010年8月のレコード生産実績】
 数量(千枚・巻)金額(百万円)
実績構成比前年同月比実績構成比前年同月比
シングルCD計6,07036182%4,24225174%
12㎝ CDアルバム計10,5776271%12,6077466%
アナログディスク計9068%12030%
カセットテープ計259293%174183%
その他22042%32064%
合計16,93710091%17.06810078%

【2010年8月の音楽ビデオ生産実績】
 数量(千枚・巻)金額(百万円)
実績構成比前年同月比実績構成比前年同月比
DVD3,56096100%4,25092110%
テープ・その他1394221%3918228%
合計3,699100102%4,642100115%


(2010年 9月 22日)

[AV Watch編集部 古川 敦]