フォステクス、マグネシウム採用スピーカー「GX250」

-フロア型の「GX250」。サブウーファ「CW250A」も


 フォステクスは、スピーカー「GXシリーズ」の新モデルとして、13cmマグネシウムミッドレンジを搭載したフロア型スピーカー「GX250」を11月中旬より発売する。価格は349,650円(1台)。

 また、サブウーファの新モデル「CW250A」も発売。価格は83,790円。


■ GX250

 フロア型の3ウェイスピーカーで、音響の基本に徹した設計により、繊細/奔放かつ元気なサウンドを高い次元で実現したという。カラーはダークブラウン(DB)、ワインレッド(WR)、ハニーイエロー(HY)の3色を用意する。

GX250(DB)GX250(WR)GX250(HY)

 ミッドレンジには、世界初という13cm径のマグネシウム合金HR形状振動板を採用。直径120mmの大型フェライトマグネットと、90mmのブースターマグネット使用の磁気回路で駆動することで高密度化な音質を実現するという。

 ウーファは、25cmHR形状の振動板を採用。直径156mmのフェライトマグネット2枚と同寸法ブースターマグネット1枚を使用した磁気回路で駆動し、深い低域の沈み込みや締まりのある低音を実現するという。ツイータは、マグネシウム合金の振動板をリッジドーム形状に成形した25mm径のユニットで、立体的な音場構築を実現する。

 エンクロージャはバスレフ型で、バッフル板には、楠とユーカリの合板であるCE板を採用。2枚再合板して36mmとすることで、ウーファを安定して保持する。また、杢のサテンシカモアをブックマッチ貼りとし、鏡面塗装で仕上げている。天地側板は9mmパーティクルボードを3枚再合板して合計27mmに、裏板は18mm MDF、台座は9mm MDFを8枚合板した72mm厚としている。

 再生周波数帯域は40Hz~40kHz、インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは90dB/W(1m)、最大許容入力は150W。外形寸法は340×376×1,064mm(幅×奥行き×高さ)、重量は56kg。


■ CW250A

CW250A

 25cm径ユニットを搭載した密閉型のサブウーファ。5弦コントラバスの最低音である32Hzを再生し、パイプオルガンの16Hzもほぼ再生できるとする。

 キャビネットは密閉型。ウーファには、BKPパルプとケプラーの混抄による高剛性振動板を採用し、高能率化。また、エッジにはSBR系発泡ゴムを使用し、固有音を低減。リアルな低音再生ができるとしている。

 アンプはICEpower125ASX2をBTL接続し、最大出力300W(4Ω時)を実現。出力音圧レベルは90dB/W(1m)。群遅延を抑え、応答性能を確保するモーショナル・フィードバック(MFB)や、爆発音の力感をアップさせるVCHPFなどを採用する。

 ローパスフィルターのクロスオーバー周波数を、40Hz~140Hzの範囲で連続的に調整可能。サブーファ入力、LINE入力のほか、ライン出力、スピーカー出力を搭載。消費電力は50W。外形寸法は340×400×360mm(幅×奥行き×高さ)、重量は18kg。


(2010年 10月 8日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]