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「Google Glass」は720動画やBluetoothに対応

Googleが仕様公開。2.4m先に25型表示。骨伝導

装着イメージ

 米Googleは現地時間の15日、同社が開発しているメガネ型端末「Google Glass」の仕様を公開。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の表示が、8フィート(約2.4m)先に、25型相当の画面があるように見える事や、720の動画撮影が可能である事などが明らかになった。

 「Google Glass」は、透過型ディスプレイを備えたHMD型の端末。AR(拡張現実)技術を用いて、前方の風景に様々な情報を重ねて表示。メールや天気予報、交通案内などを確認できるほか、音声での制御も可能。

 さらにカメラも搭載し、視界を静止画/動画で撮影。そうしたデータをSNSなどで共有するといった使い方も提案している。詳しい発売日や価格などは発表されていない。

 仕様情報は、FAQなどが書かれているページで公開。ディスプレイは「8フィート(約2.4m)先に、25型相当の画面があるように見える」という。また、カメラは静止画が500万画素、動画は720の撮影が可能。音声再生は骨伝導で装着者に音を伝える仕組みになっている。

 ネットワーク機能としては、Bluetoothと無線LAN(IEEE 802.11b/g)に対応。Bluetooth対応携帯電話と接続し、Android 4.0.3以上で利用できる「MyGlass companion」というアプリと連携する事で、Google GlassでGPSやSMSメッセージ機能が利用できるという。

 充電はマイクロUSBを使用。バッテリの持続時間は数値では公表されていないが、「通常の使用で1日持続する。Hangouts(ビデオチャット)や動画撮影のような機能は、バッテリを多く使う」としている。

 FAQページでは他にも、「騒音の多い場所で音声入力コマンドを使うのは難しいかもしれない」、「明るい日光の下でガラススクリーンを視認するのは難しいかもしれない」、「13歳未満の子供は使用できない」、「自動車の運転中に使用しても良いかどうかは、法律に従ってください」、「削岩機を使いながら使用する時は細心の注意を払って」、「スキューバダイビングなど、液体に触れるところでは使用できない」などと書かれている。

カメラも備えている
全体のデザイン
カラーバリエーションも用意されるようだ

(山崎健太郎)