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B-CASカードの発行枚数は、前年度比37%に大幅減少

黒字は維持。不正改ざんカード対策などに注力

 B-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズ(B-CAS)は6月28日、2012年度(2012年4月1日〜2013年3月31日)の業績を発表した。

 このなかで、B-CASカードの発行枚数が前年度比37%、売上高は同44%まで落ち込んだ一方、営業利益と、当期純利益は黒字を維持したことなどを報告している。

 B-CASカードの発行枚数は、アナログ停波の影響が無くなったことなどを受けて、1,242万2,000枚(前年度比37%)に減少。計画比71%、前年度比37%となった。このうち三波共用カードが626万9,000枚(同30%)、地上波専用カード532万3,000枚(前年度比49%)、CATV用カードが75万8,000枚(同50%)、その他カードが7万2,000枚(同58%)だった。

 B-CASカードの不正改ざんが起きている問題については、「関係当局や関係各社と連携し、厳正に対処してきた」としており、不正改ざんカードへの技術対応や、受発注システムの更新に投資を行なってきたことも報告した。

 売上高は57億6,900万円(前年度比44%)と大きく減少したが、営業費用も56億900万円(前年度比46%)に削減。営業利益1億5,900万円(前年度7億9,400万円)、経常利益は1億5,300万円(同7億9,900万円)、当期純利益は9,100万円(同4億7,000万円)と黒字を維持した。

【7月3日訂正】記事初出時、前年度の当期純利益を47億円としていましたが、正しくは4億7,000万円でした。お詫びして訂正いたします。

 2013年度の取り組みについては「喫緊の課題に対処していくことを中心に、より一層増していく『放送を支えるインフラ企業としての当社の使命と責任』を着実に果たすことに最大限注力する」としており、具体的には、問題となっている「B-CASカードの不正改ざん抑止」と、「カード発行数量減、設備投資負担などに耐えられる経営体力の強化」、「ステークホルダーとの関係維持・強化」の3点を挙げている。

(中林暁)