パナソニック、茂原工場のジャパンディスプレイへの譲渡で最終合意
産業革新機構(INCJ)とパナソニックは5日、パナソニック子会社のパナソニック液晶ディスプレイ茂原工場を、ジャパンディスプレイに譲渡することで最終合意した。
既報の通り、INCJとパナソニックは2011年11月15日に今回の譲渡について基本合意しており、2012年4月中に譲渡を完了することを目指している。
ジャパンディスプレイは、INCJが中心となり、ソニー、東芝、日立の中小型液晶ディスプレイ子会社を集約した会社。今後は茂原工場に中小型ディスプレイにおける新規生産ラインを設置することを予定している。
茂原工場は、パナソニックの第6世代液晶製造設備を有し、テレビ用のIPS液晶パネルを製造していたが、同社は2011年10月31日の決算発表時に、同工場の休止や姫路工場の減損処理を行なうテレビ事業の改革案を発表していた。
(2012年 3月 5日)
[AV Watch編集部 中林暁]