東芝、テレビ/レコーダ連携対応のPC夏モデル4機種

-スマホとファイル共有も。裸眼3Dノートなど


液晶一体型「D732/T9」のプレシャスブラック

 東芝は、PCの2012年夏モデルとして、23型液晶一体型の「REGZA PC」など、デジタルテレビチューナ搭載の4モデルを5月25日より発売する。

 価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、23型フルHD液晶一体型の「REGZA PC」のうち、「今スグTV」機能を備えた上位モデル「D732/T9F」が21万円前後、同機能を搭載しない「D732/T7F」は19万円前後。ノートPCの「dynabook Qosmio」は、15.6型のグラスレス3D液晶を備えた「T852/D8FB」22万円前後、3D非対応の15.6型「T752/T8F」が19万円前後。

 新たに、Intelの第3世代CoreプロセッサのIvy Bridgeを採用したことが特徴で、液晶一体型/ノートともにCore i7-3610QM(2.30GHz)を搭載している。ディスプレイ解像度はいずれもフルHD。ノートPCの「T852/D8FB」は裸眼立体視の「グラスレス3D」に対応し、裸眼3D時の解像度は1,357×763ドットとなる。

 いずれのモデルも、オリジナルのAV機器連携ソフト「RZスイートexpress」に対応。このソフトには、東芝の対応テレビやBDレコーダで録画した番組をPCで視聴できる「RZプレーヤー express」、放送中の番組をPCで観る「RZライブ express」、テレビ/レコーダの録画番組をPCで外出先に持ち出して視聴できる「RZポーター express」の各機能が含まれており、製品サイトの「dynabook.com」からダウンロードして使用できる。


グラスレス3D対応のAVノート「T852/D8」

 また、レグザタブレットやスマートフォンなどのAndroid端末と写真/音楽/映像などのコンテンツを共有できるソフト「メディアシンク(Media Sync)」も搭載。自動でフォーマット変換を行なうため、互換性やフォーマットを意識せずに機器間でデータをコピー/移動できるという。

 テレビチューナは、4機種ともに地上/BS/110度CSデジタルを各2基搭載。これに加え、「D732/T9F」には電源OFF状態から約5秒で地デジが表示できる「今スグTV」機能も装備。同機能用の地デジチューナも1基搭載している。なお、「今すぐTV」は地デジの視聴専用で、BS/110度CSデジタルは視聴できない。

 D732とT752には、内蔵のWebカメラで人の顔を検出し、PCの前に人がいるかどうかを判断して画面を自動的にON/OFFするソフト「TOSHIBA Active Display Off」も搭載。節電効果を最適化する独自の顔検出アルゴリズムにより、画面OFF時には、画面ON時に比べて最大約21W(D732の場合)の消費電力を削減できるという。

 D732とT752は、Intel Wireless Displayにも対応する。D732のスピーカーはオンキヨー製で、D732/T9Fのみサブウーファも内蔵する。T852/752はhaman/kardon製スピーカーを搭載する。


D732/T7のリュクスホワイトD732/T7のシャイニーレッドT752/T8FWのライトシルバー

【液晶一体型PC】
モデル名/型番D732/T9FD732/T7F
カラーリュクスホワイト
プレシャスブラック
シャイニーレッド
店頭予想価格21万円前後19万円前後
チューナ地上/BS/110度CS×2
今すぐTV用地デジ×1
地上/BS/110度CS×2
ディスプレイ23型1,920×1,080ドット
CPUIntel Core i7-3610QM(2.30GHz)
メモリ8GB
HDD2TB
光学ドライブBDXL対応BDドライブ
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
約562×190×439mm
重量約9.5kg

【AVノートPC】
モデル名/型番T852/D8FBT752/T8F
カラーダークシルバーダークシルバー
ライトシルバー
店頭予想価格22万円前後19万円前後
チューナ地上/BS/110度CS×2
ディスプレイ15.6型 グラスレス3D対応
1,920×1,080ドット
(3D時1,357×763ドット)
15.6型1,920×1,080ドット
CPUIntel Core i7-3610QM(2.30GHz)
メモリ8GB
HDD1TB
光学ドライブBDXL対応BDドライブ
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
約385×252.5
×29.8~33.6mm
約385×252.5
×27.7~31.4mm
重量約3kg約2.5kg


(2012年 5月 18日)

[AV Watch編集部 中林暁]