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Chord、DSD対応のUSB搭載ネットワークプレーヤー「CodeX」

iOSアプリでギャップレス再生も。「Qute EX」の心臓部

CodeX

 タイムロードは、英Chord Electronicsのネットワークオーディオプレーヤー「CodeX(コーデックス)」を11月22日より発売する。価格は756,000円。カラーはシルバーとブラックを用意する。

 USBと同軸デジタル(BNC)、Ethernet端子を備え、パソコン内のDSDやリニアPCMなどの音楽ファイルを再生可能なオーディオプレーヤー。同社の小型製品「Choralシリーズ」のミドルレンジ・ネットワークプレーヤーと位置付けられている。

 ネットワーク入力時は、Chordの無償iOSアプリを利用することでギャップレス再生も可能。汎用のDLNAコントローラアプリとも連携可能としている。ネットワーク再生時はDSD 64(2.8MHz)やリニアPCM(最高24bit/192kHz)をサポートし、DSD再生はDoP形式。

 USB入力は、新開発のUSBドライバをWindows PC/Macにインストールすることで、DSD 5.6MHz(DoP形式)やPCMの24bit/384kHzの再生にも対応する。同軸デジタル入力時は192kHzまで対応する。なお、同軸デジタル入力時は、ネットワーク経由でのリモート操作には対応しない。DSD/PCM以外の再生対応フォーマットは、MP3、WMA、AAC、ALAC(Apple Lossless)、FLAC、AIFF。

 D/A変換部には同社のDSD対応USB DAC「Qute EX」の回路基板を搭載。アナログ出力にはモータードライブ・アナログボリュームを内蔵する。また、汎用チップセットを採用せず、書き換え可能なFPGAに独自アルゴリズムをプログラミング。デジタルデータのデコードとクロッキング、WTAフィルタリング、第5世代パルスアレイDACの制御を一つのチップで行なう。

 出力端子はバランス(XLR)とアンバランス(RCA)、標準ヘッドフォンを各1系統装備。さらに、ネットワークトランスポートとして利用できる同軸デジタル出力端子も備える。SN比は115dB、ダイナミックレンジは118dB。

 コントロールパネル部とネットワークレシーバー部には、リファレンスモデルDSX1000と同様のものを採用し、ディスプレイ表示は日本語にも対応。筐体は、Choralシリーズ共通のアルミ削り出し。消費電力は20W。外形寸法は338×145×60mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7kg。

筐体はアルミ製。前面中央にヘッドフォン出力を装備する
背面

(中林暁)