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パイオニア、Siriで音楽や電話操作するCarPlay対応の車載AVユニット
(2014/10/3 15:29)
パイオニアは、AppleのCar Playに対応したカロッツェリアブランドの車載AVメインユニット「SPH-DA700」を10月中旬より発売する。価格は9万円。
Car Playに対応した国内初の市販カーエレクトロニクス製品で、6.2型/800×480ドットのタッチ液晶ディスプレイや50W×4chアンプを内蔵する。
CarPlay対応により、iPhoneと接続し、Appleの音声認識技術「Siri」による音声コントロールやタッチパネル操作で、「電話をかける」、「メッセージを送受信する」、「行き方を調べる」、「音楽を聞く」などの操作が簡単に行なえ、ドライブに集中できるという。また、車載のGPSレシーバにより、マップ使用時に自車位置を高い精度で表示できる。
本体の操作はSiriのほか、静電容量式のタッチパネルや静電センサーキーなどを利用。別売のステアリングリモコンにも対応可能。
iPhone/iPodを接続できるほか、USBデバイスやFM/AM放送に対応。iPhoneのほか、USBデバイス内の、動画(DivX/WMV/H.264/MKV/FLV)や音楽(WMA/MP3/AAC/WAV/FLAC)などの再生に対応する。USBデバイス内の楽曲をアルバム名やアーティスト名、楽曲名などでリスト表示する「ミュージックブラウザ」も備えている。
USBデバイスに接続した楽曲を解析し、楽曲のBPM(テンポ)を自動的に合わせて、ノンストップミックス再生を行なう「MIXTRAX」を搭載。選択したBPMで自動的に楽曲を選曲したり、サビ部分だけをつなげるなどの再生が可能になる。ビジュアライザーにより、アルバムアートのカラーに連動したアニメーション表示も行なえる。
音質面では、車内の各スピーカーと運転席の距離差を補正して、ドライバにとって最適な音場を作る「6chタイムアライメント」や、13バンドのグラフィックイコライザ、圧縮音源の音質を補間する「アドバンスド・サウンドレトリバー」などを搭載する。アンプは低歪み率のPower MOS FETで、出力は50W×4ch。
Bluetooth 3.0も備えており、スマートフォンなどからワイヤレスで音楽伝送できる。対応プロファイルはA2DP、AVCRP。外形寸法は178×164×100mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.5kg。