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旭化成ハイエンドDAC搭載、エソテリックのUSB/SACD「K-07X/05X」に黒モデル

 エソテリックは、DSD対応の32bit DACを搭載したUSB DAC/SACDプレーヤー「K-07X」、「K-05X」に、ブラックモデルを追加。7月31日に発売する。型番と価格は「K-07X B」が43万円、「K-05X B」が58万円。それぞれ50台の限定生産となる。

K-07X B

 カラー以外の仕様は既存モデルと同じ。旭化成エレクトロニクスのハイエンドDAC「AK4490」を採用し、左右チャンネルごとの差動4回路/8出力のパラレルディファレンシャル構成として搭載。USB DACとしても利用でき、WAV/FLACなどは384kHz/32bitまで、DSDは11.2MHzまでサポートする。

K-05X B

 いずれもフラッグシップモデル「Grandioso」のエッセンスを継承。K-07X Bは、Grandiosoと同一の軸摺動型ピックアップを搭載したエソテリック独自のVOSPメカニズムを搭載。レンズを移動させたときにレーザーの光軸が常に垂直方向を維持し、高精度な信号読み取りを実現する。

 K-05X Bは、ディスク回転時の面振れを補正して読み取り精度を高めるVRDS-NEO「VMK-5」を搭載。回転イナーシャを最小化する高精度アルミニウム+ポリカーボネート素材のハイブリッド・ターンテーブルを採用し、ブリッジ部は、内部損失の高い高剛性BMC(BulkMolding Compound)素材とスチールによるハイブリッド構造により、回転振動を大幅に減衰した。

 DAC部とアナログ出力回路部はデュアル・モノ構成。チャンネルあたり合計500,000μFという安定化電源も搭載。K-07Xには大型EIコアトランスを採用している。

 デジタル入力として、USBと同軸デジタル、光デジタルを装備。USB以外の各入力も192kHz/24bitまで対応する。出力はバランス(XLR)×1と、アンバランス(RCA)×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1。出力インピーダンスはXLR/RCAともに20Ω。

 消費電力は27W(K-07X B)/15W(K-05X B)。外形寸法は445×355×131mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約14kg。リモコンや電源ケーブルが付属する。

(山崎健太郎)