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パナソニック、光学24倍で4K/30p対応のLUMIX「FZ300」。実売8万円
(2015/9/2 14:21)
パナソニックは、デジタルカメラ「LUMIX」の高倍率ズームレンズ一体型モデル「DMC-FZ300」を9月17日に発売する。4K/30pの動画撮影や、30コマ/秒の高速連写から決定的瞬間を切り出せる「4K PHOTO」モードに対応。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後。
光学24倍レンズを備えた'12年発売のレンズ一体型「DMC-FZ200」のコンセプトを受け継ぎ、4K動画撮影/「4K PHOTO」機能を備えた「DMC-FZ1000」('14年発売)と同様の機能を備えたモデル。DMC-FZ1000よりも小型・軽量化し、外形寸法は131.6×91.5×117.1mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は640g。ボディの接合部や操作部材にシーリング構造を採用した防塵防滴仕様となっている。
センサーには有効1,210万画素の1/2.3型 高感度MOSセンサーを採用した(FZ1000は1型/有効2,010万画素)。35mm換算で焦点距離25~600mm(光学24倍)の「LEICA DC VARIO-ELMARIT」レンズ(全域開放F2.8)を備える。FZ1000は25~400mm相当で開放F2.8~F4だが、FZ300は望遠端が200mm相当長く、明るくなっている。マクロ撮影時は被写体に1cmまで接近可能。絞りは7枚羽根の虹彩絞り。光学手ブレ補正機構(POWER O.I.S)も備える。
画像処理「ヴィーナスエンジン」には、新たに回折補正機能を搭載。絞り込んで撮影した時も解像感の高い画質を実現する。最高感度はISO 6400。AFが最速約0.09秒で合焦する「空間認識AF」も備え、12コマ/秒の高速連写と約6コマ/秒のAF追従連写に対応する。
0.39型/約144万ドットの有機ELビューファインダや、3型/104万画素のバリアングル式背面液晶モニターを搭載。背面液晶モニターは、新たに静電容量方式のタッチ操作に対応する。
動画記録はMP4/AVCHD Progressive/AVCHDに対応。MP4形式で4K/3,840×2,160ドット/30p記録をサポートし、ビットレートは100Mbps。1080/60pのフルHD録画や、720/120fps(記録は30p)のハイスピード動画撮影も可能。なお、動画の連続記録制限は29分59秒まで(MP4は29分59秒または4GB)。4K動画以外の動画撮影時は、アクティブモードの5軸ハイブリッド手ブレ補正を利用できる。
秒間30コマの4K動画から約800万画素の静止画を切り出す「4K PHOTO」モードを備え、シャッターボタンを押す間だけ撮影する「4K連写」、シャッターボタンで撮影開始/終了させる「4K連写 S/S(Start/Stop)」、シャッター押下の前後約1秒も連写記録する「4Kプリ連写」の3モードを搭載。
IEEE 802.11b/g/nの無線LAN機能を備え、専用アプリをインストールしたスマートフォンを使って動画撮影などのリモート操作などが可能。NFCには非対応。USB 2.0やHDMIマイクロ出力も備える。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードで、UHS-I U3規格にも対応。付属バッテリでの撮影枚数は約380枚。