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RHAからポータブルアンプ「DACAMP M1」

アルミヘッドフォンや「DAVE」など出展

 10月24日(土)と25日(日)の2日間、東京・中野の中野サンプラザで開催されている「秋のヘッドフォン祭 2015」。AV機器の専門店フジヤエービックのデジタルスタイルショップが主催するイベントで、各社の新製品が展示、試聴もできる。ここではゼンハイザーやRHA、トップウィングなどのブースが並ぶ、6階の模様をレポートする。なお、ゼンハイザーの注目製品「HD800 S」については別記事で紹介する。

RHAの新ポータブルヘッドフォンアンプ「DACAMP M1」

RHAのポタアン「DACAMP M1」

 RHAは新ポータブルヘッドフォンアンプ「DACAMP M1」を参考出展。2016年1月発売を予定しており、価格は「10万円は切る見込み」とのこと。

DACAMP M1。バランス出力も装備

 小型のUSB DAC/ポータブルヘッドフォンアンプで、iPhoneやAndroidとの接続にも対応。4Pinのバランス出力を備えており、対応ヘッドフォンとのバランス接続が可能。DACはESSの「ES9018」を2基内蔵している。ゲインやBass/Trebleの操作ダイヤルも装備えている。

Androidなどとも接続可
ゲインなどのダイヤル部

トップウイング

 トップウイングは、iFI-Audioのほか、新たに取り扱い開始したKing SoundやLars & IvanAROMAの新製品を展示。

KingSoundのKS-H4などを出展
AROMA A10
Lars & Ivanの真空管ポータブルヘッドフォンアンプ「THA-8X」

 Lars & Ivanでは、11~12月に発売予定の据え置き型ヘッドフォンアンプ「THA-Z1」も参考展示。アナログヘッドフォンアンプで、電源からの悪影響を省くため、ヘッドフォンアンプ本体と電源部を別体にしている。

THA-Z1

 また、新たにSound Magicのヘッドフォン取り扱いも発表している。

Sound Magicのヘッドフォン/イヤフォンを取り扱い

KuraDaからアルミヘッドフォンなど

 KuraDaは、フルウッドハウジングを採用したヘッドフォン「KD-FP10響」をベースにしながら、ハウジング素材をアルミにした「KD-C10」を参考出展。「響」はウッドハウジングの響きを活かした音作りをしていたが、アルミモデルは一転して、徹底して制振して、ユニットそのものの音を出すことを目指しているとのこと。

KuraDaのアルミヘッドフォン
オープン型も

 オープン型と密閉型の2種類を用意。現在の試作機では500gを超えているが、製品化の際には400g台に落とすことを目標にしている。価格は響(18万円)よりは高くなるとのこと。また、より比重の重いチタン素材を使ったモデルの開発も予定している。

 ラックスマンは、新DAC/プリアンプ「DA-250」をアピール。従来のDA-200から強化されたヘッドフォンアンプ部に加え、スピーカーとの組み合わせも紹介している。USB DACのほか、高精度ボリューム+プリアンプ、ヘッドフォンアンプ、DDコンバータとして利用できる「コントロールセンター」。DSD 5.6MHzまで対応し、価格は17万円。

DA-250
スピーカーとの組み合わせも

 タイムロードは、CHORDのフラッグシップDAコンバータ「DAVE」を展示。12月発売で、価格は150万円。USBや光デジタル、BNC同軸などの入力を備え、USBでは11.2MHz DSDや768kHzまでのPCMに対応。モバイル向けの「Hugo」の10倍の回路規模を持つ、新FPGAによる高い処理能力を活かし、音質を向上している。

(臼田勤哉)