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フォステクスが黒胡桃の新ヘッドフォン。finalやFiiO、Westoneも新製品
(2016/2/13 23:08)
ポータブルオーディオ関連のイベント「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研) 2016冬」が13日に中野サンプラザで開催された。ティアックの新ヘッドフォンアンプの発表などが行なわれたほか、ブースでは各社が新製品や参考展示などを行なった。
フォステクスの新ヘッドフォン「TH610」
フォステクスは、50mm径のドライバを搭載した密閉型ヘッドフォン新モデル「TH610」を参考出展している。今春~夏の発売を予定しており、価格は8万円強の見込み。
2013年発売の「TH600」の後継モデルで、ハウジングの素材に豊かな響きを持つ黒胡桃(ブラックウォールナット)を採用し、あわせてチューニングも一新した。
さらに、リケーブルにも対応。上位モデルのTH900mk2と同様に、ヘッドフォン側の端子は2pinとなっている。
FiiO X7用のドックやアンプモジュールなど
オヤイデは、FiiO関連製品を多数参考出展。「FiiO K5」は、FiiO X7やX3 2nd generation以降のFiiOハイレゾプレーヤーの充電ドックとして動作するほか、アナログ音声出力(RCA)やバランス出力、ヘッドフォン出力などを装備し、アンプなどに接続してホームオーディオ利用を可能にするもの。ライン入力やボリュームコントローラーも装備し、プリアンプとしても利用可能。価格や発売日は未定としている。
また、FiiOの最上位ハイレゾプレーヤー「FiiO X7」用のアンプモジュール「FiiO AM2」も参考出展。X7付属の「スタンダードIEMモジュール」から変えて、音質の変化を楽しめるものでオペアンプを「MUSES02」に交換したもの。ブースではモジュールを変えて音質変化を確認可能としていた。1~2カ月以内に発売予定で、価格は1万~15,000円前後。
また、小型のヘッドフォンアンプ「FiiO A1」も出展。'11年発売の「FiiO E6」の後継モデルで近日発売予定としている。
finalの新ヘッドフォン「SONOROUS II/III」
finalは、フラッグシップヘッドフォン「SONOROUS X」の技術を転用したエントリーモデル「SONOROUS II」「SONOROUS III」を発表。ドライバーとフロントプレートの一体成型が特徴のヘッドフォンで、価格はSONOROUS IIが3万円台、SONOROUS IIIが4万円台の見込み。
Westoneは外音を聞こえるイヤモニター「AM Pro」
テックウインドのブースでは、Westoneが“アンビエントモニター”と位置づける新イヤフォン「AM Pro 10」を参考出展。BAドライバの1基のAM Pro 10、2基のAM Pro 20、3基のAM Pro 30を展開予定だが、今回はAM Pro 10のみを披露した。
特徴は、音質は同社のイヤモニターそのものながら、外部の音も取り込めるようにしたこと。日本でも近日の発売を予定しているが、価格や発売日は未定とのこと。