4月の販売用BD売上は'16年最高、DVDは79％に減少。JVA発表

　日本映像ソフト協会(JVA)は7日、2016年4月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は前年同月比89.3%の172億8,400万円。売上本数は同121.6%の800万6,000枚。BDとDVDの売上金額の割合は47.7:52.3。

　2016年4月のBDビデオ全体の売上金額は前年同月比97.1%の82億4,900万円で、数量は同95.4%の201万8,000枚。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は47.7%で、数量の構成比は25.2%。内訳は、販売用の売上額が'16年に入ってから最高の売上となる79億5,600万円だったが、前年同月比は97.2%となった。数量は同97.8%の181万4,000枚。レンタル店用は売上額が同102.8%の2億9,100万円、数量が同80.2%の20万4,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比83.3%の90億3,500万円。数量は同133.9%の598万7,000枚。DVDビデオの内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比79%の57億3,800万円にとどまり、落ち込みが大きい。数量は同145.7%の314万9,000枚となった。レンタル店用は売上額が同89.2%の31億6,400万円、数量は同99.4%の226万9,000枚。

　販売用BD/DVDの売上金額は136億9,400万円で、前年同月比は88.6%。レンタル店用全体の売上金額は34億5,500万円で前年同月比90.2%。4月は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」や「007 スペクター」などの人気タイトルが揃ったが、「ベイマックス」や「機動戦士ガンダムORIGIN I」などの作品が売れた前年同月には及ばなかった。

　2016年4月の新作BDビデオは、販売用が前年同月比104.1%の254タイトル、レンタルは同51.6%の16タイトル。新作DVDは販売用が同95.4%の371タイトル、レンタルは同92.8%の349タイトル。