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7万円のUltra HD Blu-rayプレーヤー。パナソニック「DMP-UB90」が4K/HDRを拡大

 パナソニックは、Ultra HD Blu-rayプレーヤーのエントリーモデル「DMP-UB90」を7月22日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万円前後。

DMP-UB90

 4K/HDR対応の次世代ブルーレイディスク「Ultra HD Blu-ray」(UHD BD)再生が可能な、BDプレーヤー。プレミアムモデルの上位機「DMP-UB900」に続き、UHD BD市場拡大を狙う入門機と位置づけている。

 DMP-UB900との違いは、大容量電源や高音質パーツ、7.1chアナログ出力や同軸デジタル出力が省かれ、映像処理エンジン「4Kリアルクロマプロセッサ」となること(UB900は上位版の4Kリアルクロマプロセッサplus)。また無線LANも省略され、リモコンもシンプルなものに改められる。DMP-UB900の詳細は別記事で紹介する

DMP-UB90(左)とDMP-UB900(右)

 UHD BDの再生機能や2系統のHDMI出力、DSD 5.6MHzまで対応のネットワークオーディオ機能などはDMP-UB900と共通。NetflixやYouTube、Amazonビデオの4K出力にも対応する。

型番DMP-UB900DMP-UB90
UHD BD/HDR
クロマ処理4Kリアルクロマ
プロセッサplus
4Kリアルクロマ
プロセッサ
大容量電源-
高音質パーツ-
HDMI出力22
出力端子7.1ch
2ch
光デジタル音声
同軸デジタル音声
光デジタル音声
発売日6月24日7月22日
実売価格13万円7万円

 UHD BDのほか、BD/DVDビデオ、BD-R/RE、DVD-R/RW/RAM、音楽CD、CD-R/RWなどの再生に対応。UHD BDのHDR映像を再生した場合に、従来のテレビ(HDR非対応)に対しても、ダイナミックレンジ変換を自動で行ない、高画質に再生可能。このダイナミックレンジ変換は、テレビに合わせて最適な変換に手動で調整できる。

前面パネル
前面パネルを開いたところ

 4K超解像やW超解像などの高画質化機能も搭載。HDMI出力は2系統で、4K/60p/36bit出力に対応。一方をAVアンプに、もう一方を4Kテレビやプロジェクタに出力可能。映像/音声信号を分離することで干渉を最低限に抑えることができる。アナログ音声出力は備えていないが、光デジタル出力を搭載する。

 USB端子とSDメモリーカードスロットを装備し、SD/USBメモリに記録した4K動画(MP4形式、最大4K/30p)の再生や、写真の4K出力に対応。Ethernetも備えており、Netflixなど映像配信サービスの4K再生も行なえる。

DMP-UB90の背面

 加えて、ネットワークオーディオプレーヤー機能も搭載し、DLNAサーバーやUSBメモリ内のハイレゾ楽曲再生に対応。対応ファイル形式は5.6MHzまでのDSDと、Apple Lossless(ALAC)、WAV、FLAC、MP3、AAC、WMA。

 また、音楽再生時に、映像関連回路を停止して、ノイズ発生を抑える「ハイクラリティサウンド4」を搭載。また、圧縮音源の欠落した高域成分を復元する「リ.マスター」や、真空管のような温かみを加える「真空管サウンド」は、4倍アップサンプリングと32bit処理により音質を向上。リマスター[弱]モードも備えている。

 消費電力は19W。待機時消費電力はクイックスタート「切」時で約0.02W、クイックスタート「入」時で約7W。外形寸法は430×190×61mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.3kg。リモコンが付属する。

左がDMP-UB90のリモコン。右はDMP-UB900のもの

 また、DMP-UB90購入者向けに、フォックスとワーナーのUHD BD作品をそれぞれ1本づつプレゼントするキャンペーンも実施。応募期間は10月13日までで、応募はCLUB Panasonicから行なう。

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DMP-UB90-K