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パイオニア、薄型2.1chの“セパレートサウンドバー”。HDMI 3系統/Bluetooth搭載

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、薄型のフロントスピーカーとサブウーファをセットにした、テレビ接続向けの2.1chスピーカーシステム「HTP-CS1(B)」を6月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。

HTP-CS1(B)。左がサブウーファ、右の2台がフロントスピーカー

 “セパレートサウンドバー”をコンセプトとした2.1chスピーカー。高さ57mmのフロントスピーカー2台と、縦置き/横置き両対応のサブウーファで構成する。サブウーファにアンプを内蔵し、出力は20W×2ch(フロント)と40W(サブウーファ)。Bluetoothも搭載し、スマートフォンの音楽などもワイヤレスで受信して聴ける。

 フロントスピーカーは、テレビのリモコン受光部を隠さずに画面下のスペースなどに設置可能で、ケーブルも目立たずに配線できるという。サブウーファは横置き時の高さが115mm(ゴム足を除く)で、シアターラックなどにも収納できるスリムデザインが特徴。

設置例。テレビスタンドの両脇にフロントスピーカー、ラック内にサブウーファを設置

 デコーダはドルビーTrueHDやDTS-HD、AACなどに対応する。4K/60p映像や3D映像のパススルーに対応した3系統のHDMI入力3系統と、HDMI出力1系統を装備。4K放送などで使われている著作権保護技術のHDCP 2.2や、UltraHD Blu-rayにも採用されたHDR(ハイダイナミックレンジ)映像もサポート。ARCにも対応し、HDMIケーブルで対応テレビの音声を聴ける。

 映画やテレビ、音楽、ゲームといったソースに合わせた専用チューニングを搭載。BDなどマルチチャンネルのソースに由来する低音のズレを補正する、パイオニア独自の「フェイズコントロール」を搭載するほか、単品コンポの技術者による音質チューニングを施しており、人の声の明瞭な再生や、高域と低域の自然なつながりを追求している。

 バランスの良い自然な響きが楽しめる「ステレオ」モードが工場出荷時に設定されており、これ以外のモードとしては、アナウンサーの声などをより明瞭にする「ニュース」モード、迫力ある低音と広がりのある音で映画やゲームに最適な「映画/ゲーム」モード、ライブ感のあるサウンドが楽しめる「ミュージック」モードなどを用意する。

サブウーファ縦置き時

 Bluetooth 3.0に対応し、スマートフォンなどの音楽やインターネットラジオをワイヤレスで受信してスピーカーから聴くことが可能。伝送時の音声コーデックはSBCの他にaptXとAACもサポートし、ワイヤレスでも高音質で音楽を楽しめるとしている。対応プロファイルはA2DP。著作権保護のSCMS-Tもサポートする。

 フロントスピーカーには4×7cmのユニットを搭載。サブウーファはバスレフ型で、ユニットは13cm径。再生周波数帯域はフロントが150Hz~20kHz、サブウーファが40~250Hz。HDMI以外の入力端子は、光デジタル1系統と、アナログRCA 1系統を備える。

 消費電力は32W。待機時は、0.4W(BT STBY/HDMIコントロールOFF)~4.5W(BT STBY/HDMIコントロール/HDMIスタンバイスルーON)。外形寸法と重量は、フロントスピーカーが150 ×88×57mm(幅×奥行き×高さ)、0.3kg。サブウーファが435×369×115mm(同/横置き時)、7.4kg。直感的に操作できるというシンプルなデザインの「かんたんリモコン」が付属する。