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スペンドール、Classicシリーズ最高峰のフロア型スピーカー。密閉型「SP200」

 トライオードは、英スペンドールのスピーカー「Classicシリーズ」の最上位モデル「SP200」を10月に発売する。価格はペアで240万円。

SP200

 30cm径ウーファ2基と18cm径ミッドレンジ、22mm径ツイータで構成する、フロア型の3ウェイ4スピーカー。「素直な低域特性と大パワー入力への対応、部屋との干渉の最小化」を図り、密閉型のエンクロージャを採用。英国で設計、生産されている。

 ウーファは、ベクストレンコーンを採用して新開発。ケブラー複合材のスタビライザードームを接合し、大音圧や大振幅に対応したという。

30cm径のベクストレンコーンウーファ

 ミッドレンジも新開発で、EP77ポリマーコーンを使用。マグネシウム合金ダイキャストフレームや、高効率駆動システムなどを組み合わせており、最適化された電気力学的なダンピングや、高い放熱特性も実現したという。

 ツイータはワイドエッジポリアミドドーム型。広帯域で、広いリスニングエリアに高解像度な音を再現可能としている。

 密閉型エンクロージャにより、遅延の少ない低域再生を追求。エンクロージャを鍛造鉄の支柱を介して支え、水平調整が可能な4本のスパイクが取り付けられる。ネットワークは、精密に巻かれたコイルとリニアリティの高いフィルムコンデンサを使用。ウーファ/ミッドレンジ/ツイータ用に独立した入力端子を備え、バナナプラグに対応する。

ミッドレンジ(左)とツイータ(右)
クロスオーバーネットワーク

 周波数特性は20Hz~25kHz、クロスオーバー周波数は550Hz、3.8kHz。出力音圧レベルは89dB、インピーダンスは8Ω、最大入力は300W。外形寸法は370×515×1,085mm(幅×奥行き×高さ/スパイクや端子除く)、重量は55kg。