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デノンから未発表イヤフォン3機種。iBassoがイヤフォン参入。finalの新主力も

 イヤフォン、ヘッドフォン関連製品の試聴ができるイベント「ポタフェス2016 東京」が16日、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開幕した。期間は16日、17日の2日間で、入場は無料。ここではデノンやiBasso Audioなどのブースをレポートする。

デノンの未発表イヤフォン3機種

デノン

 ディーアンドエムホールディングスのブースでは、デノンブランドの未発表イヤフォン3機種を参考展示している。

 モデル名や価格、発売時期はまだ決まっていないが、3機種の内、真ん中のモデルが2009年に発売した「AH-C710」(登場当初実売15,000円前後)の後継と位置づけられている。そのモデルよりも上位が1機種、下位が1機種というラインナップとなるため、価格もおおよそのイメージができる。

 上位モデルは11.5mm径のダイナミック型ユニットを2基、向かい合わせで搭載したデュアルドライバタイプ。ケーブルが、各ユニット別にわかれているなど、信号伝送にまでこだわった高音質再生が可能という。

3機種の内、最上位となるモデル
11.5mm径のダイナミック型ユニットを2基、向かい合わせで搭載する
入力端子ではまとまるが、それ以前の部分ではケーブルがユニット別にわかれている

 真ん中のモデルは11.5mm径ドライバを1基搭載したモデル。ケーブルはOFCのハイグレードタイプ。下位モデルも11.5mm径ドライバを1基搭載するところは同じだが、真ん中のモデルよりもハウジングが小ぶりになっている。

左の2つが真ん中のモデル、右が下位モデル。ハウジングが小さい

 ディーアンドエムのブースにはほかにも、AudioQuestのスティック型USB DAC「DragonFly」の新モデルで、iPhoneやAndroidスマートフォンでも利用できる「DragonFly Red」などを展示している。

AudioQuestのスティック型USB DAC「DragonFly」

iBasso Audio

 ハイレゾプレーヤーやポータブルアンプなどを手がけているiBasso Audioから、イヤフォンが登場する。「IT03」というモデルで、海外では300ドルを切る価格で展開。日本での発売日は未定。

 有機的なフォルムのハウジングに、ダイナミック型ドライバ×1と、BAドライバ×2を内蔵したハイブリッドタイプ。ケーブルは着脱も可能で、MMCX端子を採用する。

iBasso Audioのイヤフォン「IT03」
ケーブルの着脱も可能

final

 finalのブースでは、イヤフォンの新主力ラインナップと位置づける、Fシリーズ3モデルが目玉。8月10日発売で、ラインナップは「F3100」(実売19,800円前後)、「F4100」(同19,800円前後)、「F7200」(同29,800円前後)。金属筐体ながら、細身で、重さ2g以下の軽量さを実現。

 イヤーピースの交換や、ピースとノズル位置の調整により、鼓膜に近い位置にユニットを固定できるようこだわっている。3モデルで筐体の素材が異なり、F3100/F4100はアルミニウムを使い、ブラックアルマイト仕上げ。F7200はステンレス製で鏡面仕上げ。

F7200

 ケーブル着脱は上位の2機種が対応。MMCXコネクタを採用している。また、F7200は広い音場を実現するというオリジナルの高純度OFCシルバーコートケーブルを使っている。

F4100
F3100

ナインウェーブ

 イーフロンティアは、ナインウェーブの新イヤフォン「NW-STUDIO NEO」を紹介している。7月下旬発売で、価格は35,000円。通常モデルに加え、劇場用アニメ「傷物語」とのコラボモデルも用意しているのが特徴。

 ユニットは、新モデルのために新たに開発した「NW-Driver NEO」。イヤーピースは、多くの人の耳にフィットするようデザインされた「NW-EarChip」で、シリコン製でフィット感を高めている。同時にこのピースは、独自技術の「DUAL Anti-Standing Wave System」を機能させる役目も果たしている。

 傷物語とのコラボモデルは2モデルを用意。カラーが異なり、筐体に専用の刻印を施し、パッケージデザインもコラボモデル専用になる。忍野忍(おしのしのぶ/キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード)モデルは、ブラックとレッドのカラーを組み合わせており、入力プラグ部にドーナツを。羽川翼モデルはホワイトとブラックで、プラグには猫のマークを施している。

忍野忍仕様のコラボモデル
こちらは羽川翼モデル