フォステクス、「コントラバスの最低音も十分再生できる」音楽向けサブウーファ

　フォステクスは、音楽再生向けのアクティブサブウーファ「CW200B」を9月上旬に発売する。価格は69,800円。

音楽再生向けのアクティブサブウーファ「CW200B」

　20cm径のユニットを採用したアクティブサブウーファ。上位機「CW250B」と同様に、超低域を正確に再生するためにエンクロージャは密閉型を採用。共振を分散させるため、バッフル板には18mmのCE合板(楠木/ユーカリ合板)と、15mm MDFを再合板し、異なる素材を組み合わせる事で剛性と損失を両立。天地両側と後面は材料と板厚を変えている。アンプ部には内圧の影響を避けるため、独立チャンバーを設けた。

　ユニットは25mmのロングストリーク仕様。振動板はBKPパルプとケプラーの混抄。0.9テスラの強力な磁気回路も採用。エッジには耐久性が高く、軽量で、内部損失の大きいSBR系発泡ゴムを使っている。再生周波数帯域は20Hz～220Hz(-10dB/LOW PASS FREQ.150Hz時)。「5弦コントラバスの最低音32Hzを十分に再生し、パイプオルガンの16Hzをも感じられる」という。

　組み合わせるスピーカーにあわせ、ローパス・フィルタのクロスオーバー周波数を50Hz～150Hzの範囲で連続的にコントロール可能。クロスオーバーポイントの遮断特性は、アドオン使用の際に、もっとも自然に合成されるという12dB/octに設定されている。

　入力端子はアナログRCAと、スピーカー入力も用意。さらに、スルーのスピーカー出力も装備する。2chシステムにサブウーファを1台加えるだけでなく、左右に1台、計2台を使いステレオ再生する利用方法も提案している。

　内蔵アンプの最大出力は150W(4Ω)。消費電力は40W、無信号時は10W。外形寸法は300×370×320mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約15.5kg。3mのスピーカーケーブルや、ピンケーブルなどを同梱する。

背面