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ソニー、HDR放送対応の4Kネイティブプロジェクタ「VPL-VW535」。100万円

 ソニーは、ネイティブ4K解像度のHDR対応SXRDプロジェクタ「VPL-VW535」を10月中旬より発売する。価格は100万円。'15年発売のVPL-VW515をリファインし、新たに放送用のHDR「Hybrid Log Gammma(HLG)」対応やコントラストの強化を図った。価格は10万円アップしている。カラーはブラックとホワイトの2色。

VPL-VW535(ブラック)

 0.74型/4,096×2,160ドットの4K SXRDパネルを搭載したプロジェクタ。Ultra HD Blu-rayのHDR(ハイダイナミックレンジ)信号に対応し、ダイナミックコントラストは35万:1(VW515は30万:1)に強化した。輝度は1,800ルーメン。

VPL-VW535(ホワイト)
VPL-VW535VPL-VW515
(参考)
解像度4,096×2,160
HDMI22
HDCP 2.2HDMI1,2HDMI
ダイナミック
コントラスト
35万:130万:1
HDR
(HDR10、HLG)

(HDR10)
光出力1,800ルーメン1,800ルーメン
ランプ寿命6,000時間6,000時間
オート
キャリブレーション
内蔵内蔵
価格100万円90万円

 レンズは光学2.06倍の電動ズーム/フォーカスレンズ。レンズシフトも可能で、上85%、下80%、左右方向31%の投写画面移動に対応する。レンズシフト位置はリモコンから調整できる。60~300型の投写に対応。ランプは高圧水銀で出力は280W。ランプ[低]時の寿命は6,000時間。

 データベース型超解像処理LSI「リアリティクリエーション」によるフルHDの高精度な4K化を搭載。ゲーム使用時の低遅延モードも備えており、一部の高画質処理を省略することで、遅延発生を抑制し、画質モード[ゲーム]選択時には自動的に低遅延が働くように設計している。カラースペースは、BT.2020とBT.709が選択できる。

 3D表示にも対応。メガネ別売で、「フルHDグラス・イニシアチブ」準拠のものであれば、他社製メガネを含めて利用できる。

リモコン

 使用時間の経過により発生する色バランスのズレを、自動で初期状態に補正する「オートキャリブレーション」も搭載。本体に内蔵のカラーセンサーにより、ホワイトバランスなどのカラーマネジメントを自動で補正。常に最良な状態を維持するという

 3D表示にも対応。「フルHDグラス・イニシアチブ」準拠のものであれば、他社製メガネを含めて利用できる。

 入力端子はHDMI×2のみ。VW535ならではの強化ポイントとして、4K/60pのYCbCr(4:2:0):10bit信号の入力に対応(VW515は4K/60p YCbCr 4:2:0 8bitまで)し、4K/60pのHDR信号もサポートした。また著作権保護技術のHDCP 2.2対応もHDMI 1/2の2系統となった(VW515はHDMI 2のみ)。HDMI以外に、2系統のトリガー端子やEthernet、RS-232C、IR IN、USB端子などを装備する。

入力端子部

 消費電力は、最大410W(待機時0.3W)。動作音は約26dB。外形寸法は495.6×463.6×195.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14kg。リモコンが付属する。