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ソニー、HDR放送対応の4Kネイティブプロジェクタ「VPL-VW535」。100万円
2016年9月6日 13:11
ソニーは、ネイティブ4K解像度のHDR対応SXRDプロジェクタ「VPL-VW535」を10月中旬より発売する。価格は100万円。'15年発売のVPL-VW515をリファインし、新たに放送用のHDR「Hybrid Log Gammma(HLG)」対応やコントラストの強化を図った。価格は10万円アップしている。カラーはブラックとホワイトの2色。
0.74型/4,096×2,160ドットの4K SXRDパネルを搭載したプロジェクタ。Ultra HD Blu-rayのHDR(ハイダイナミックレンジ)信号に対応し、ダイナミックコントラストは35万:1(VW515は30万:1)に強化した。輝度は1,800ルーメン。
VPL-VW535 | VPL-VW515 (参考) | |
---|---|---|
解像度 | 4,096×2,160 | |
HDMI | 2 | 2 |
HDCP 2.2 | HDMI1,2 | HDMI |
ダイナミック コントラスト | 35万:1 | 30万:1 |
HDR | ○ (HDR10、HLG) | ○ (HDR10) |
光出力 | 1,800ルーメン | 1,800ルーメン |
ランプ寿命 | 6,000時間 | 6,000時間 |
オート キャリブレーション | 内蔵 | 内蔵 |
価格 | 100万円 | 90万円 |
レンズは光学2.06倍の電動ズーム/フォーカスレンズ。レンズシフトも可能で、上85%、下80%、左右方向31%の投写画面移動に対応する。レンズシフト位置はリモコンから調整できる。60~300型の投写に対応。ランプは高圧水銀で出力は280W。ランプ[低]時の寿命は6,000時間。
データベース型超解像処理LSI「リアリティクリエーション」によるフルHDの高精度な4K化を搭載。ゲーム使用時の低遅延モードも備えており、一部の高画質処理を省略することで、遅延発生を抑制し、画質モード[ゲーム]選択時には自動的に低遅延が働くように設計している。カラースペースは、BT.2020とBT.709が選択できる。
3D表示にも対応。メガネ別売で、「フルHDグラス・イニシアチブ」準拠のものであれば、他社製メガネを含めて利用できる。
使用時間の経過により発生する色バランスのズレを、自動で初期状態に補正する「オートキャリブレーション」も搭載。本体に内蔵のカラーセンサーにより、ホワイトバランスなどのカラーマネジメントを自動で補正。常に最良な状態を維持するという
3D表示にも対応。「フルHDグラス・イニシアチブ」準拠のものであれば、他社製メガネを含めて利用できる。
入力端子はHDMI×2のみ。VW535ならではの強化ポイントとして、4K/60pのYCbCr(4:2:0):10bit信号の入力に対応(VW515は4K/60p YCbCr 4:2:0 8bitまで)し、4K/60pのHDR信号もサポートした。また著作権保護技術のHDCP 2.2対応もHDMI 1/2の2系統となった(VW515はHDMI 2のみ)。HDMI以外に、2系統のトリガー端子やEthernet、RS-232C、IR IN、USB端子などを装備する。
消費電力は、最大410W(待機時0.3W)。動作音は約26dB。外形寸法は495.6×463.6×195.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14kg。リモコンが付属する。