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RHA、IFAで同社初のDAC搭載バランス対応ポタアンを披露。新イヤフォン2機種も

 英RHAは、9月2日(現地時間)からドイツで開催される国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA 2016」において、DAC内蔵のポータブルヘッドフォンアンプと、イヤフォン2機種を初披露すると予告した。日本ではナイコムから10月中旬発売予定。予定価格は、アンプの「Dacamp L1」が52,800円、イヤフォンの「CL750」が15,800円、「CL1 Ceramic」が47,800円。

DAC内蔵のポータブルヘッドフォンアンプ「Dacamp L1」

 DAC内蔵のポータブルヘッドフォンアンプは同社初。また、イヤフォンはどちらもハイレゾ対応。創立5周年を記念するモデルでもあり、「これらの新しいラインナップは、たとえ移動中であってもフルハイファイエクスペリエンスを追求し続ける、つまり従来のパーソナルオーディオ製品では満足できないユーザーのために開発した」(プロダクトディレクターのLewis Heath氏)という。

イヤフォンの「CL1 Ceramic」
イヤフォンの「CL750」

ポータブルヘッドフォンアンプ「Dacamp L1」

 バランス出力に対応したアンプで、出力端子は4ピンのミニXLRと、アンバランスのステレオミニを搭載。DACにはESSの「ES9018K2M」を、左右チャンネル個別に搭載。アンプ部にもAB級アンプをデュアルで搭載している。3段階のゲイン調整や、イコライザも搭載。

4ピンのミニXLRバランス出力も備えている

 データはPCMが384kHz/32bitまで、DSDは11.2MHzまでをサポートする。デジタル入力はUSB A、USB B、光デジタルを搭載。接続相手はAndroid/iOSに加え、Windows/Macにも対応する。

 内蔵バッテリはリチウムイオンの4,000mAhで、約10時間動作する。

使用イメージ。ゴムバンドやケーブルも付属する
側面の操作部分

イヤフォン

 CL1 Ceramicは、アンプとの組み合わせを想定し、最適化されたモデルで、CLダイナミック型ユニットと、セラミックプレートを使ったドライバを組み合わせたハイブリッドタイプ。ダイナミック型は中低域を、セラミックプレートドライバが高域・倍音を担当する。

 筐体は高密度のジルコニアセラミック製で、射出成形で作られている。ケーブルは着脱可能で、端子はsMMCXを採用する。

CL1 Ceramicの内部。青く色づけされた部分がCLダイナミック型ユニット。オレンジがセラミックプレートを使ったドライバ
sMMCX端子で着脱が可能

 ケーブルは耳掛けタイプで、シルバーコアの4ピンミニXLRバランスケーブルと、OFCのアンバランスケーブルを同梱。コンプライなどを含む11ペアのイヤーチップを同梱する。

 CL750はCLダイナミック型ドライバを搭載。MA750の設計からインスパイアされたという「RHA Aerophonic」(エアロフォニック)デザインのステンレススチール製ハウジングを採用している。こちらもアンプでのドライブを想定して最適化されている。

 ケーブルはOFCのアンバランスで、耳掛けタイプ。コンプライなどを含む11ペアのイヤーチップを同梱する。

CL750の内部