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アイ・オー、後から機能追加できる2ドライブNAS。DTCP-IP対応予定

 アイ・オー・データ機器は、アドオンでメディアサーバーやウイルススキャンなどの機能を追加できる、2ドライブのNAS「HDL2-AAシリーズ」を10月下旬より発売する。価格は、容量2TBの「HDL2-AA2」が36,000円、4TBの「HDL2-AA4」が46,000円、6TBの「HDL2-AA6」が60,000円。

HDL2-AAシリーズ

 7月発売の同社NAS「HDL-AAシリーズ」の、内蔵HDDを2基に増やしたモデル。デュアルコアCPU採用で最大116MB/sの転送速度を実現する。RAIDのほか、ビジネス向けNASで採用しているデータ保護技術「拡張ボリューム」にも対応。RAIDとは異なる独自の冗長性/拡張性/高速性を備えている。データを保存したままの容量拡張も可能。内蔵HDDはウエスタンデジタル製。

 NASに後から必要な機能をアドオンできるのが特徴。出荷時はWIndows共有(Samba)など標準機能のみを備えるが、DLNA対応のメディアサーバーや、クラウドストレージ連携、レプリケーション、クローンなどのパッケージが用意され、自分で追加できる。’16年10月頃には、トレンドマイクロのNAS用ウイルス対策ソフトや、外出先からNASのデータを参照できる「Remote Link Files」が追加予定。なお、パッケージによっては有償提供になる。

 また、メディアサーバー機能は、’16年12月頃に提供されるアップデートで著作権保護技術「DTCP-IP」に対応予定。テレビの録画コンテンツなどを宅内ネットワークで共有できるようになる。

正面(左)と背面(右)

 Windows 8以降で採用された「SMB 3.0」プロトコルに対応。対応OSからの高速伝送が行なえるよう最適化されている。USB 3.0×1(背面)、USB 2.0×2(前面/背面)と、1000BASE-T対応のEthernet×1を搭載。NASの設定はWebブラウザから行なえる。消費電力は最大37W/平均16W。外形寸法は83×145×188mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2TBモデルが2kg、4TB/6TBモデルが各2.3kg。電源はACアダプタ。

 本体上面を開いて、内蔵HDDをユーザー自身で交換可能。交換用のHDDは10月下旬より発売予定で、型番と価格は1TB「HDLA-OP1BG」が15,600円、2TB「HDLA-OP2BG」が26,300円、3TB「HDLA-OP3BG」31,600円。

本体上面から内蔵HDDの交換が可能