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GINZA PLACEで生まれ変わる「ソニーストア銀座」9月24日オープン。“ここだけ”の体験を
2016年9月23日 17:22
ソニーショールーム/ソニーストア銀座が入居する東京・銀座のGINZA PLACEが、9月24日にオープンするのにあわせて、23日、報道関係者を対象に内部の様子を公開した。
GINZA PLACEは、銀座4丁目交差点角に、新たにオープンする複合商業施設で、4~6階までの3フロアに、ソニーショールーム/ソニーストア銀座が入居する。
「写真と音楽と映像と。さあ、新しい感動体験を。」
ソニーショールーム/ソニーストア銀座は、銀座4丁目交差点から約250メートル離れた数寄屋橋交差点のソニービルのなかにあったが、ソニービルの建て替え計画のため、2016年8月28日で営業を終了していた。
ソニーマーケティング 代表取締役社長の河野弘氏は、「ソニービルの建て替えのタイミングと、新たにオープンするGINZA PLACEに入居できるというタイミングが一致し、こうした形でオープンできることを喜ばしく思っている」と前置きし、「50年前に、ソニー創業者の盛田昭夫さんが、何の気兼ねもなく、お客様に製品を触っていただき、アテンダントがそれをサポートするという、直接のユーザー接点を持つ大切さを重視して作ったのがソニーショールーム。同時に、新たなコンセプトの製品や新たな技術を体験する場として使われてきた。これまでに累計で3億人が訪れている。3億人の方々との接点を継続したいという想いで、今回の移転となった。一番大事に考えているのは、サービスの継続性であり、それが維持できる。ソニーファンの創造に向けて、購入前から購入、購入後までを、直営店ならではのFace to Faceによるおもてなしによって、一貫したサポートを行っていく」と述べた。
ソニーショールーム/ソニーストア銀座のコンセプトは、「写真と音楽と映像と。さあ、新しい感動体験を。」とし、カメラ、オーディオ、液晶テレビやビデオなどを通じて、ソニーファンを創造。フラッグシップの直営店に位置づける考えだ。
カリスマ講師によるカメラセミナーの開催や、プロフォトグラファー向けのサポートのほか、ホームシアターのスペシャリスト、ライフスタイルのスタイリストといった専門家が直接顧客に対応することで、製品に対する理解を高め、愛着を持ってもらうことにつなげたいとする。
「新機軸の製品づくりをはじめとするソニーの新たな展開を提示したり、開発者の想いを伝えたりといったことにより、ソニーブランドをトータルで発信できる場にしたい」とした。
ソニーショールーム/ソニーストア銀座でしか体験できない製品も展示する予定であり、ソニーテレビ史上最高画質を実現した発売前の100型液晶テレビ「KJ-100Z9D」や、2017年1月9日までの期間限定で体験できる4Kビデオプロジェクター「VPL-VW5000」を先行展示。さらにPlayStation 4 PROの展示や、10月13日に発売が予定されているPlayStation VRの体験も可能になっている。
また、これまでにも、修学旅行の訪問先として、ソニービルを訪れていた学校で、前年度実績で39校に達していたこともあり、移転後もこの活動をさらに加速させる考えも示した。
「もうひとりの創業者である井深大さんは、幼児教育にも力を入れていた。創造力育成のためのロボットプログラミング学習キットのKOOVを体験する場も用意。こうした活動も継続したい」(ソニーマーケティング・河野社長)と語った。
4階はカメラ体験。5階は音や映像へのこだわりを紹介
4階フロアは、「カメラの腕をもっと磨きたいあなたへ」をコンセプトに、カメラ/モバイル/PCフロアに位置づける。
エスカレータをあがると、オープンスペースとなっており、二階堂ふみさんをモデルに、写真家の鈴木心氏が撮影した写真を展示する「二階堂ふみ×鈴木心写真館」をオープニングイベントとして10月10日まで開催している。今後は、こうした写真展などのほか、3台の大型液晶ディスプレイを使用したセミナーやイベントなどを開催できるようにしている。
またデジタルイメージングコーナーでは、αシリーズやサイバーショット、ハンディカムなどの最新のデジタルイメージング製品を展示。さらにレンズについてもすべての現行製品を品揃えしており、多彩なバリエーションを楽しむこともできる。カメラのスペシャリストが常駐していることから、製品紹介だけでなく、カメラの楽しみ方なども教えてくれるという。
同フロアにあるコミュニティルームでは、プロカメラマンによるセミナーやトークショーのほか、体験会なども実施するという。
モバイルコーナーではXperiaを展示。パーソナルコンピュータコーナーでは、VAIOの展示を行なう。
5階フロアは、「音や映像にこだわるあなたへ」をコンセプトにしたオーディオ/ビジュアル/ゲームフロアとしている。
パーソナルオーディオコーナーでは、ウォークマンやヘッドフォン、スピーカーを展示。299,800円という価格も話題となったウォークマン「NW-WM1Z/1A」をはじめとするSignatureシリーズも体験ができる。ずっしりとした重さと、究極を目指したハイレゾ音源を楽しむことができるだろう。
ホームオーディオコーナー&ビジュアルコーナーでは、BRAVIAシアターとして、液晶テレビ「BRAVIAシリーズ」を展示。100型液晶テレビ「KJ-100Z9D」は、ソニーショールーム/ソニーストア銀座だけの展示としている。
ゲームコーナーでは、PlayStation 4 PROのショーケース展示や、10月13日に発売が予定されているPlayStation VRの体験を可能にしている。
また、シアタールームでは、4Kビデオプロジェクター「VPL-VW5000」のデモストレーションのほか、ハイレゾの試聴もできるようになっている。
「5階は、今年秋の話題の新製品が目白押しのフロアになっている」(ソニーショールーム/ソニーストア銀座の尾澤正之店長)という。
6階フロアは、4つの機能を持つ。ひとつは、海外観光客向けのツーリストコーナー。海外利用を前提とした「Sony Overseas Models」を販売している免税コーナーで、中国語や英語が話せるスタッフが対応する。
2つめは、ソニーお客様ご相談カウンターで、ソニー製品の基本的な使い方をはじめ、他の機器との接続など、ソニー製品を楽しんでもらうための手助けなどを行なう。
3つめは、ソニーイメージングギャラリー銀座。写真の楽しさや美しさを、プロフォトグラファーとともに発信していく場として作品を展示する。
最後が、ソニー・イメ ージング・プロ・サポート窓口。これは、ソニー製カメラを使用しているプロフォトグラファーに向けて、サービスを提供する会員向け施設。従来に比べて3倍規模の面積へと拡大。機材の点検や清掃、修理受付、レンズなど購入検討機材の貸し出しなどのサポートを行なう。αシリーズを動画撮影に利用するケースも増え、プロカメラマンも写真だけでなく、動画にも取り組むことが増えたことから、プロサポートでも動画対応を強化し、MacとPremiere Proなどを導入している。
ソニーショールーム/ソニーストア銀座の尾澤正之店長は、「ソニー製品を体験してもらうショールーム機能と、その場で製品を購入してもらえるストア機能を融合し、新たなライフスタイルを提案する店舗にしたい。発売前の製品体験から、製品知識が豊富なスタイリスト、スペシャリストによるコンサルティング、プロカメラマンや開発者によるトークショーなど行なう。購入前から購入後まで、直営店ならではのサービスを、感動体験として届けたい。一人でも多くの人に来ていただき、ソニーファンになっていただきたい」とした。
なお、オープニングイベントとして、「JUJUが選ぶ『東京・銀座』ハイレゾ特別試聴会」、「シンガーソングライター さかいゆう氏×開発者トークセッション」、写真家の鈴木心さんによる撮影イベント「鈴木心写真館」などが予定されている。
GINZA PLACEが24日オープン
GINZA PLACEは、「発信と交流の拠点」をコンセプトに、来訪者に様々な体験と多彩な交流を提供しながら継続的な情報発信を行ない、銀座の街のさらなる活性化と、にぎわいの創出に貢献。「明日の銀座を創るランドマーク」を目指すという。
地上11階、地下2階。東京メトロの銀座駅と直結しており、地下1階および地下2階の「銀座ライオン GINZA PLACE店」は、すでに8月から先行営業をしている。
1階、2階には、日産自動車が入居。「NISSAN CROSSING」として、ワクワクする未来のドライビング体験を届けるショールームおよびショップ、カフェとして展開。また、同じく1階には和装小物店であり、GINZA PLACEの共同事業者であるつゞ れ屋が入居する。
3階は、イベントスペース&カフェの「common ginza」。サッポロ不動産開発が運営するスペースで、GINZA PLACEのコンセプトを最も端的に表したスペースと位置づける。カフェとイベントスペースを柔軟に使い分けることができるという。
7階は、パリの2つ星レストランの総料理長であるティエリー・マルクス氏監修の世界初出店レストラン「銀座 THIERRY MARX BISTRO MARX」が出店。また、9階はナチュラルビューティの芸術を世界に広げるショップ/ラウンジの「SPA CEYLON」(11月22日にオープン)、10階は日本最大級の金製品ギャラリーであるSGS銀座本店、11階は、神戸ビーフ鉄板焼レストラン「神戸プレジール銀座」が入居する。
GINZA PLACEの事業主は、サッポロ不動産開発およびつゞ れ屋。
サッポロホールディングス 代表取締役社長兼グループCEOの上條努氏は、「当社と深い関わりのある銀座において、グループの大きな資産として新たな施設を、創業140年という節目にオープンできることを誇りに思う。伝統を守りながら新たなものを取り込む銀座の良さを発信する役割を担いたい」と挨拶。また、サッポロ不動産開発 代表取締役社長の生駒俊行氏は、「発信と交流の拠点がGINZA PLACEのコンセプト。単にモノを並べて、販売するのではなく、ここから日本の良い文化や日本の先端技術を発信し、それに共感する多様な人々が集まり、交流をする場でありたい」と語った。
また、日産自動車 専務執行役員の星野朝子氏は、「1963年8月に、この場所に、日産銀座ギャラリーをオープンして以来、50年以上親しまれてきた。今回のリニューアルは、面積を2倍にし、銀座を訪れるすべての人に日産ブランドの魅力を発信する場所に生まれ変わりたい。コンセプトは、The Gateway to NISSAN INTELLIGENT MOBILTY。クルマと人、社会の新たな関係を体感でき、電動化、知能化などによる日産の技術を発信することになる」とした。