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aitlabo、「ES9038PRO」を2基搭載、リアルタイムDSD変換も可能なハイエンドDAC

 zionoteは、aitlaboブランドのハイエンドDAC「AIT-DAC-zn2」を10月7日に発売する。ESSの「ES9038PRO」を2基搭載。価格は347,800円(税込)。

aitlaboブランドのハイエンドDAC「AIT-DAC-zn2」

 ES9038PROは、左右チャンネル個別に、合計2基搭載。デュアルモノラルのフルバランス回路構成になっている。入力はUSB、光デジタル、同軸デジタルで、オプション(5,000円)でAES/EBUも追加可能。USB入力はPCM 384kHz/32bit、DSDは24.6MHzまでサポート。光と同軸入力は192kHz/24bitまでとなる。出力はRCAとXLRを装備する。

背面

 ES9038PROは、DPLL(Digtal-Phase Locked Loop)回路により、同期時のバンド幅の設定が変更できる。「音質はNBW(No Band Width)の設定が最も良好」としているが、ロックが外れて音切れが発生する可能性がある。そこで、ATIは独自の技術を使い、「全ての入力がこの設定で音切れせず正常動作」するという。

 PCMデータをDSDにリアルタイムコンバートしながら再生が可能。DSD 24.6MHzまでの変換が可能。DSD入力でも利用できる。

 DACのI/V変換回路は、左右各8回路、合計16回路で構成。それぞれ測定して最適の組み合わせで選別して使用しているという。後段のローパスフィルタにも、特性を向上させる方式を採用。

 クロックには、VCXO(電圧制御水晶発振器)の発振周波数を45.1584MHz/49.152MHzとし、mclkとして直接供給している。電源にはACトランスを4基搭載。DAC回路のデジタル段、DACチップ、ローパスフィルタの各電源を左右チャンネルで分離することで音質を向上させた。なお、電源ケーブルは付属しない。外形寸法は430×320×70mm(幅×奥行き×高さ)。