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ティアックのネット配信機「MiNiSTUDIO」がBGMのダッキング対応

 ティアックは1日、niconicoなどライブ配信向けオーディオインターフェイス「MiNiSTUDIO」の本体ファームウェアとパソコン用ソフトをVer.2.0にアップデート。BGMの音量をトークに合わせて自動で下げるダッキング機能を追加した。

MiNiSTUDIO PERSONAL

 アップデート対象は、無指向性コンデンサマイクを内蔵したエントリーモデル「MiNiSTUDIO PERSONAL US-32」(実売13,000円)、音楽制作も想定した上位の「MiNiSTUDIO CREATOR US-42」(実売18,000円)と、パソコン用ソフトの「SettingPanel」。SettingPanelの対応OSはWindows 7/8/10と、Mac OS X 10.10/10.11、macOS Sierra(10.12)。

MiNiSTUDIO CREATOR

 ユーザーからの要望に応え、会話やナレーションなど、設定した音量のマイク入力を検知するとBGM音量を自動的に下げる「ダッキング機能」を追加。メニュー内の「Extra Effect」の項目から利用できる。音量の下げ幅やリリースタイムなどは任意の数値に調整可能。対象となるBGM入力はOSによって異なり、Windowsは3パターン(外部入力・パソコン出力音・外部入力/パソコン出力音の両方)から選べる。Macは本体前面の外部入力のみ。

SettingPanelに「ダッキング機能」追加。メニュー内の「Extra Effect」(左)から設定画面(右)を呼び出せる

 使い勝手の向上として、MiNiSTUDIOをパソコンに接続時にソフトウェアとファームウェアを自動ダウンロードする機能を追加。ダウンロード後は画面の指示に従うだけで、簡単にアップデート作業が完了する。アップデート情報などを自動表示するインフォメーションウィンドウも用意。自動ダウンロード機能とインフォメーションウインドウは、新たに多言語表示に対応する。

 MiNiSTUDIOシリーズは、ティアックとドワンゴが共同開発した、最高96kHz/24bit対応のUSBオーディオインターフェイス。本体のボタンを押すだけで、音声に拍手や歓声などの効果音を加えられる「ポン出し」機能のほか、ボイスエフェクトやリバーブなども備える。

ソフトウェア/ファームウェアの自動ダウンロードが可能
インフォメーションウィンドウ