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4K HDR液晶と960fpsスロー撮影のフラッグシップ「Xperia XZ Premium」

 ソニーモバイルコミュニケーションズは、スペイン バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2017」においてスマートフォン「Xperia X」シリーズの新商品4機種を発表した。世界初の4K HDRディスプレイを搭載した「Xperia XZ Premium」など4製品を、今春より順次発売する。

Xperia XZ Premium

4K HDRに960fps撮影のフラッグシップ「Xperia XZ Premium」

 最上位モデルの「Xperia XZ Premium」は、スマートフォン初の4K HDR液晶と最大960fpsのスーパースローモーション機能を搭載。5.5型/3,840×2,160ドットの4K HDR液晶ディスプレイを装備し、ハイダイナミックレンジな映像表現に対応。Amazonと協業し、Amazonプライム・ビデオから、モバイル向けに初めて4K HDRコンテンツが配信されることとなった。色域はsRGB比で138%。

4K HDR液晶を搭載

 カメラは、1,900万画素の1/2.3型CMOSを搭載し、最高960fpsのスーパースローモーション撮影に対応。新開発のPredictive Capture(先読み撮影)機能では、被写体の動きを検出すると自動的に最大4フレームの画像をバッファリングし、シャッターが押される直前の映像も記録することで、決定的な瞬間をとらえることができるという。

最高960fpsのスーパースローモーション撮影に対応

 5軸手振れ補正や4Kビデオ撮影にも対応。センサーは新開発のメモリー積層型CMOS「Exmore RS for mobile」で、カメラシステムは「Motion Eye(モーションアイ)」と命名されている。

Xperia XZ Premium - Everything becomes Wow

 映像プロセッサは「X-Reality for mobile」を搭載。チップセットは、QualcommのSnapdragon 835。下り最大1Gbpsの高速回線通信に対応し、4Kの高画質動画が数秒間でダウンロードできるという。メモリは4GB、ストレージメモリは64GB。OSはAndroid 7.1。

 外部接続端子はUSB3.1 Gen1に対応しており、従来比(USB2 .0)最大10倍となる、最大5Gbpsでデータ転送が可能。Qnovoのバッテリ制御技術を採用し、新たにその日のユーザーの使用状況に合わせたスタミナモードの通知機能を搭載した。

 カラーはルミナスクロムと、ディープシーブラック。外形寸法は156×77×7.9mm、重量は195g。

6型のXperia XA1 Ultraなど

 Xperia XZsは、5.2インチディスプレイとSnapdragon 820を搭載。Xperia XZ Premiumと同様に、1,900万画素カメラなどによるMotion Eyeカメラシステムを搭載し、960fpsスロー撮影などの新たな撮影体験を楽しめる。

Xperia XZs

 背面パネルは、高輝度、高純度のメタル素材 ALKALEIDO(アルカレイド)にサンドブラスト加工を施しており、アイスブルーとブラック、ウォームシルバーの3色を用意する。

 5型のHD(720p)ディスプレイ搭載「Xperia XA1」、6型/フルHD(1080p)ディスプレイ搭載の「Xperia XA1 Ultra」も発表。左右のベゼルを極限まで狭めたボーダーレスデザインが特徴となる。

Xperia XA1
Xperia XA1 Ultra

 いずれも約2,300万画素のメインカメラを搭載し、高精細・高感度の撮影に対応。さらに、Xperia XA1 Ultraのフロントカメラには自分撮り撮影用の約1,600万画素のセンサーを搭載する。カラーバリエーションは、ホワイト、ブラック、ピンク、ゴールドの4色。

 また、プロジェクタ「Xperia Touch」やオープンイヤーイヤフォンの新提案「Xperia Ear Open-style」などのXperiaスマートプロダクトも発表している。Xperiaスマートプロダクトについては別記事で紹介する。