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RME 20周年の黒い「ADI-2 Pro」。DSD 11.2MHz対応DAC/ADC搭載、足もHi-Fi仕様

 シンタックスジャパンは、独RMEの創立20周年記念モデルとして、PCM 768kHz、DSD 11.2MHzの録音・再生に対応するオーディオインターフェイス「ADI-2 Pro Anniversary Edition」を7日より発売する。世界で500台限定で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は22万円前後(税込)。

 ベースモデルの「ADI-2 Pro」(シルバー、実売20万円)は、USB DAC、USBオーディオインターフェイス、ヘッドフォンアンプとしても利用できる、リファレンスクラスのAD/DAコンバータ。ADCに、4ch仕様の旭化成エレクトロニクス「AK5574」をデュアル・モノで採用し、DACには「AK4490」を2系統のステレオ出力それぞれに1基ずつ搭載。全ての内部アナログ信号経路がバランス仕様で、内蔵ヘッドフォンアンプによるヘッドフォンのバランス駆動にも対応している。

ADI-2 Pro Anniversary Edition

 今回の限定モデルでは、筐体カラーをブラックに変更し、プレキシグラスを使ったシースルーの天板の内側に「Anniversary Edition, 20 Years of RME」とプリント。内部の基板上に配置したオレンジ色のLEDイルミネーションにより、ラグジュアリーな外観に仕上げた。

シースルーの天板内側にプリント。内蔵LEDが光る

 また、脚部は筐体に直接ネジ止めしたブラシ加工の良質なクローム足のHi-Fi仕様に変更(通常のADI-2 Proは黒いゴム足)。背面のTSポートを金メッキ仕様に変更し、XLRコンボ・ソケット入力のL/R間にメタルシールドを追加。筐体側面のラックマウント用ネジ穴を無くした。

背面

 USB 2.0端子を搭載。デジタル入力は同軸デジタル、光デジタル、AES/EBUが各1系統。アナログ入力は、XLR/TRSコンボジャックが1系統。出力は、同軸デジタル、光デジタル、AES/EBU、RCA、XLRが各1系統。標準プラグ用のヘッドフォン出力×2も備える。サウンド編集ソフト「Sound It! for ADI-2 Pro」を同梱する。

利用イメージ