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ソニー、新音楽再生アプリ「Music Center for PC」。Media Go後継だがx-アプリベース
2017年8月4日 13:10
ソニーは、ウォークマンや同社オーディオ機器向けのWindows用音楽ファイル管理/再生アプリ「Sony | Music Center for PC」を8月29日より無料提供する。新ウォークマン「S310シリーズ」や、Bluetoothスピーカー、AVアンプなどのソニーオーディオ製品用のWindowsアプリとなり、対応OSはWindows 7/8/10。
対応機器は2012年秋以降発売のウォークマンと、ソニーハイレゾオーディオ製品。近年のソニーオーディオ製品では、「Media Go」が標準の音楽管理アプリとして推奨されていたが、Media Goに代わるものとして展開。Media Goから動画や写真の管理/転送機能が省かれ、音楽専用のプレーヤー/管理アプリとなったほか、歌詞編集機能も省略されている。
ハイレゾ再生機能やホームネットワーク機能などを備えた、音楽プレーヤー/サーバーソフトウェアで、スマホアプリ「Music Center」と同ブランドする。なお、ソフトウェアのベースには、以前ウォークマン用アプリとして展開し、現在も提供を続けている「x-アプリ」を利用している。
音楽再生機能や、ホームネットワーク(ネットワークオーディオ機器への楽曲配信)、イコライザー機能などを搭載。USB DAC接続時には、ASIO、WASAPIの両ドライバに対応する。音楽CDのリッピングも可能で、FLAC、WAV、MP3、AAC形式に対応。プレイリスト機能も備えている。音楽配信サービス「mora」の楽曲購入/ダウンロード機能も内蔵している。
Sony | Music Center for PCの対応ファイル形式は11.2MHzまでのDSDと、192kHz/24bitまでのWAV、AIFF、FLAC、Apple Lossless(ALAC)と、MP3、AAC、HE-ACC、ATRACなど。MQA形式の音楽ファイルをパソコン上で再生した場合は、FLAC形式同等となる。
ベースとなった「x-アプリ」は2011年までソニーのウォークマン用アプリとして展開していたが、2012年後半のウォークマンからは「Media Go」が推奨アプリとなっていた。今回再びx-アプリの系譜となる「Sony | Music Center for PC」がウォークマン並びにソニーオーディオ製品の標準音楽アプリとなる。
Media Goは、Sony Network Entertainmentなど3社共同開発のアプリとなっていたため、音楽専用のアプリとして、ソニービデオ&サウンドプロダクツの専用アプリとして「Sony | Music Center for PC」に切り替え。Media Goについては、Music Centerへの移行状況などを見ながら、提供終了日時を決定するとしている。