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オーエス、世界初HDRスクリーン「レイロドール」。明るく広視野角な“第4タイプ”

 オーエスプラスeは、世界初とする広階調型HDRスクリーン「レイロドール」(生地型式HF102)を発表した。HDR対応プロジェクタと組み合わせると「太陽の輝きから陽の当たらない影の部分までの階調を、詳細に表現可能にする」というもので、拡散型、反射型、回帰型とは異なる“第4のスクリーン”として10月に発売予定。価格は未定。

「レイロドール」は、照明などの光による影響を抑えつつ、高いゲインを実現

 プロジェクタのHDR映像を再現するために、シルバースクリーン並みというゲイン2.7を確保しながら、ホットスポット(光軸を中心に円状の極端に明るい部分が生じること)を抑えて均質な映像を表示可能としている。また、他の高ゲインスクリーンに比べて視野角も広く、快適な視聴位置を得られるようビューイングアングル(光軸の中心から視野角60度までのゲイン曲線)を緩やかに保つという。

 生地の開発は3年間をかけて成功したという。今後はスクリーンを取り付ける機構とのテストを繰り返し、10月販売へ向けて開発を続けるとしている。

HF102の顕微鏡写真