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世界初のHDR対応スクリーン「レイロドール」。オーエスが発売
2017年10月20日 15:22
オーエスプラス eは、オーエスの世界初HDRスクリーン「レイロドール」を発売する。張り込み型のPAは10月23日から、電動巻取型のSTPは10月30日から発売し、それぞれ100/110/120インチをラインナップ。価格は32万~46万円。
PAシリーズ(張り込み型)
PA-100H-02-HF102(100型):32万円
PA-110H-02-HF102(110型):34万円
PA-120H-02-HF102(120型):36万円
STPシリーズ(電動巻取り型)
STP-100HU-MRK1-HF102(100型):42万円
STP-110HU-MRK1-HF102(110型):44万円
STP-120HU-MRK1-HF102(120型):46万円
レイロドールは、HDR対応プロジェクターに適合する広階調型HDRスクリーン。レイロドールに採用した生地型式「HF102」は、3年間の歳月を経て開発。ゲイン2.7と言うシルバースクリーン並みのゲインを確保しながらホットスポットを抑えて均質な映像を結び、「太陽の輝きから陽の当たらない影の部分までの階調を、詳細に表現することを可能にする」という。また、高ゲインスクリーンのように狭い視野角に縛られず、快適な視聴位置を得られるのも特徴。
プロジェクタのHDR映像再現では、従来の拡散型のホワイトマットでは満足な明るさを得ずらい。一方で、ビーズなどのハイゲインスクリーンでは、影の調子も黒浮きを感じるうえ、視野角が狭くなり光軸のセンターから少し離れると画質が変わってしまうという課題があった。レイロドールではこうした問題を解決し、「拡散型、反射型、回帰型と言われる3つの大きな生地特性に当てはまらない、全く新しい第4のスクリーン」と説明している。
PAスクリーンは、スクリーンとして理想的な平面性を生む張り込み型。幕面取り付けにスプリングを採用し、湿度・温度・経年変化にも変わらぬ平面性を維持。剛性の高い軽量アルミフレーム枠を採用している。
電動のSTPスクリーンは、サイドテンション(生地を左右から引っ張る)機構を採用。観賞時に邪魔にならない黒ケース、黒下パイプ仕上げで、施工時に調整が簡単なシンメトリーデザイン、センターマーク付き。施工時に選べるスライディングブラケットとサイドブラケットの2種を標準梱包する。タリー出力端子やトリガー入力端子を搭載し、システム組み込みにも対応する。