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29日開幕のプロバスケB.LEAGUE、放送/配信どっちで観る? 低価格シーズンパスも登場

 日本のプロバスケットボールB.LEAGUEの2017-18シーズンが、9月29日より開幕。リーグ誕生から2シーズン目のスタートに先駆けて、スポナビライブでの配信や、スカパー! などの放送日程が発表されている。

 昨年発足したB.LEAGUEは、優勝チームを決めるファイナルにおいて、田臥雄太率いる栃木ブレックスが、レギュラーシーズン勝率1位だった川崎ブレイブサンダースとの接戦を制し、大きな盛り上がりを見せつつ最初のシーズンを終えた。

 しかし、その初代王者から、ファイナルMVPの古川孝敏が移籍、田臥とともにポイントガードとして活躍した渡邉裕規が、29歳の若さで引退。新たな補強を行ない、チーム状況は大きく変わっている。

 他にも主力選手を含むトレードや新人の加入によって刷新を図ったチームは多い。筑波大4年をスキップしてプロ入りした日本代表メンバーの馬場雄大と、名門カンザス大を出て、NBAではなくB.LEAGUEに入るランデン・ルーカスが加わるアルバルク東京。エースの比江島慎をはじめ3人の日本代表を擁するシーホース三河は、今年も引き続き優勝への期待が高い。

 昨年準優勝の川崎ブレイブサンダースは、得点王ニック・ファジーカスや篠山竜青、辻直人など主力を残しつつ拓殖大からジュフ・バンバを獲得。他にも、栃木から古川とアイラ・ブラウンという大きな補強を果たした琉球ゴールデンキングスなど、群雄割拠で先が読めないシーズンとなることは間違いなさそうだ。

 2年目を迎えてリーグ運営側も新体制が決定。大河正明チェアマンが再任するとともに、新たに千葉ジェッツふなばしの島田慎二社長がバイスチェアマンに就任した。

チェアマンに再任した大河正明氏

 また、新任の理事として、レバンガ北海道の社長兼選手である折茂武彦氏らが加わることも発表。折茂氏は「バスケットボール界の発展とリーグの発展に向けて選手目線で発言したい」と抱負を述べ、同じく理事で日本バスケットボール協会 技術委員会の東野智弥委員長と同期ということもあって「言いたいことが山ほどあるのでこれから言っていきたい(笑)」とコメント。2年目のテーマとして掲げている、“骨太”なリーグを目指す「BUILD UP」に向けた、運営側の新しい取り組みにも期待がかかる。

新たに理事に加わった折茂武彦氏。社長、選手、理事という3足のわらじをはく新シーズンとなる
B.LEAGUEの理事・監事も新体制に

 B.LEAGUEの発表によると、開幕1週間前時点で各クラブのチケット販売数は、2016-17シーズンから60%以上のペースで増加。特にシーズン開幕戦のチケット発売初日の枚数は昨年対比3倍以上となるなど、注目度合いがうかがえる。

 29日から始まる試合の醍醐味を体験するには会場へ足を運んで生で観たいが、どうしても会場へ行けない、好きなチームがアウェイゲームで遠いといったときにも活用したいのがテレビなどの放送とインターネット配信。現在決まっている各サービスの配信/放送内容や、料金プラン、スケジュールなど注目ポイントをまとめて紹介する。

BUILD UP|B.LEAGUE 2017-18 SEASON コンセプトムービー

B1/B2全試合ライブ配信のスポナビライブ。8カ月で5,000円の「シーズンパス」登場

 B.LEAGUEのトップパートナーであるソフトバンクが運営する「スポナビライブ」は、昨年に続きB1リーグ、B2リーグ全試合をライブ配信する。

スポナビライブのバスケットボール特設サイト

 開幕に合わせて、数量/期間限定で「スポナビライブ B.LEAGUE 2017-18 シーズンパス」が登場。加入日から8カ月間、B1/B2全ての試合が観られて5,000円の低価格なパッケージとなる。カードを購入して、裏面のコードをスポナビライブ登録時に入力すると利用可能。クレジットカード番号の登録なども不要なのも特徴。

 シーズンパスの販売場所は、公認ショップまたは試合会場のみの限定。販売期間は、公認ショップが2017年9月19日~2017年12月31日、試合会場は2017年9月29日~2018年1月14日を予定している。

 スポナビライブの通常料金は、ソフトバンクユーザーやYahoo!プレミアムユーザーが月額980円。それ以外は月額1,480円だが、シーズンパスは誰でも買い切り5,000円となり、「1試合あたり5円(全1,080試合)」の計算になる。なお、通常のスポナビライブ加入時と同様に、B.LEAGUE以外のプロ野球や海外サッカーなどのコンテンツも見放題となる。

スカパーは中継/録画でB1リーグを全試合

 B1リーグ戦を、第1節から第32節までの全540試合を放送。試合によって、生放送と中継・録画放送があり、生中継は400試合以上。注目の開幕戦は全試合生中継で、PC/スマホなどで観られる配信サービス「スカパー! オンデマンド」では全試合ライブ配信となる。

スカパーのB.LEAGUE特設サイト

 Bリーグ視聴向けに、「Bリーグセット/Bリーグセットプレミアム」のプランを用意。料金は月額2,480円(税込)で、FOX スポーツ&エンターテイメント、J SPORTS 3、スカイ A、GAORA SPORTS、日テレジータス、日テレ NEWS24、スカチャン、BSスカパー!の各チャンネルで構成する。

 「Bリーグセット」、「Bリーグセットプレミアム」いずれかを契約後、スカパー! 公式サイトのログインページからMyスカパー!IDを取得すると、スカパー! オンデマンドでもB1リーグ戦全試合が視聴可能になる。

2017-18シーズン 第1節放送予定(チャンネル番号はスカパー!/スカパー! プレミアムサービスの順)

9/29(金) 19:00~ 栃木×三河 FOXスポーツ&エンターテイメント(BS238、610)
9/29(金) 19:00~ 川崎×名古屋 日テレNEWS24(CS349、571)
9/29(金) 19:00~ 横浜×滋賀 スカチャン1(CS801、581)
9/29(金) 19:30~ 琉球×渋谷 J SPORTS 3(BS244、606)
9/30(土) 14:00~ 横浜×滋賀 スカチャン1(CS801、581)
9/30(土) 14:30~ 新潟×島根 J SPORTS 3(BS244、606)
9/30(土) 14:30~ 琉球×渋谷 GAORA SPORTS(CS254、602)
9/30(土) 15:00~ 富山×北海道 スカチャン2(CS802 582)
9/30(土) 16:00~ 川崎×名古屋 スカサカ!(CS800、580)
9/30(土) 17:00~ 大阪×東京 スカチャン1(CS801 581)
9/30(土) 18:00~ 西宮×千葉 FOXスポーツ&エンターテイメント(BS238、610)
9/30(土) 18:00~ 栃木×三河 日テレNEWS24(CS349、571)
9/30(土) 18:00~ 京都×三遠 スカチャン2(CS802、582)
10/1(日) 13:00~ 富山×北海道 スカチャン1(CS801、581)
10/1(日) 14:00~ 新潟×島根 FOXスポーツ&エンターテイメント(BS238、610)
10/1(日) 14:00~ 京都×三遠 スカチャン2(CS802、582)
10/1(日) 14:00~ 大阪×東京 スカイA(CS250、607)
10/1(日) 15:00~ 西宮×千葉 日テレNEWS24(CS349、571)

NHK地上波/BSの無料放送も

 NHKの地上波と、BS1でも中継スケジュールが決定した。なお、地上波は全国放送ではなく、対戦によって放送局が異なる。放送時間は試合終了までを予定。下記以外の中継についても、順次B.LEAGUEの公式Webサイトで案内される。

地上波(※全国放送ではない)

9月29日(金) 19:30~ 沖縄放送局 琉球×SR渋谷(沖縄市体育館)
10月7日(土) 15:00~ 松江放送局 島根×栃木(松江市総合体育館)
11月19日(日) 13:05~ 京都放送局 京都×千葉(向日市体育館)
12月9日(土) 13:50~ 札幌放送局 北海道×名古屋D(北海きたえーる)
12月9日(土) 13:50~ 大津放送局 滋賀×琉球(ウカルちゃんアリーナ)
12月9日(土) 13:50~ 水戸放送局 茨城×愛媛(池の川さくらアリーナ)
12月24日(日) 16:00~ 仙台放送局 仙台×熊本(ゼビオアリーナ仙台)

BS1

9月29日(金) 19:00~ 栃木×三河(ブレックスアリーナ宇都宮)
10月7日(土) 15:00~ 島根×栃木(松江市総合体育館)
10月13日(金) 19:00~ 京都×西宮(ハンナリーズアリーナ)
10月27日(金) 19:00~ 琉球×千葉(沖縄市体育館)
11月3日(金) 19:00~ 名古屋D×川崎(愛知県体育館)
11月17日(金) 19:00~ A東京×北海道(アリーナ立川立飛)
12月1日(金) 19:00~ 大阪×西宮(エディオンアリーナ大阪)
12月8日(金) 19:00~ 川崎×三河(川崎市とどろきアリーナ)
12月15日(金) 19:00~ 三遠×京都(浜松アリーナ)
12月22日(金) 19:00~ 島根×滋賀(松江市総合体育館)
12月29日(金) 19:00~ 新潟×栃木(シティホールプラザアオーレ長岡)
1月19日(金) 19:00~ 大阪×琉球(府民共済SUPERアリーナ)
1月26日(金) 19:00~ 川崎×千葉(川崎市とどろきアリーナ)