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ゼンハイザー、約12万円の最上位イヤフォン「IE 800 S」。バランスケーブル2本付属
2017年10月12日 14:41
ゼンハイザーは、フラッグシップイヤフォン「IE 800 S」を11月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12万円前後。バランス接続可能な2本含む、計3本のケーブルを同梱する。
この製品のために特別に開発したという、改良版のエクストラワイドバンド(XWB)ドライバを搭載。独自の7mm径振動板からは、「優美でコンパクトな製品からは、ほとんど信じがたいサウンドステージを提供する」という。
特許技術のD2CAテクノロジー(Damped 2 chamber absorber)も採用。低周波域で大きな音が同時発生すると、低音量の周波数成分を人の耳が聞き取れない「マスキング効果」の問題を克服するという技術で、マスキング共鳴からエネルギーを排除。不要な大音量を防ぐという。これにより、「音響のわずかなニュアンスも聴き取れる」とする。
ドイツにおいて手作業で作られ、ハウジングはセラミック製。つや消しのブラック仕上げで、形状は人間工学に基いている。イヤーピースとノズルに2つの保護メッシュを装備する。
豊富なケーブルを同梱しているのも特徴。ケーブルが左右に分岐する直前の部分で着脱できるようになっており、入力端子が3.5mmのステレオミニケーブルに加え、Pentaconnの4.4mm 5極プラグを採用したバランス接続対応ケーブル、2.5mm 4極プラグのバランスケーブルも同梱する。ケーブルの長さは約1.1m。
周波数特性は8Hz~41kHz(-3dB)、5Hz~46.5kHz(-10dB)。インピーダンスは16Ω。音圧レベルは125dB。シリコン製イヤーピースと、ComplyのフォームタイプをそれぞれS/M/Lサイズ同梱。新たに設計された高級レザーケースなども付属する。ケーブルを含む重量は約8g。