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8K対応の動画管理ソフト「TMPGEnc KARMA.. Plus 2」。HEVC 4K出力も
2017年10月13日 14:25
ペガシスは、HEVCやXAVC Sの動画再生に対応した動画管理ソフトウェア「TMPGEnc KARMA.. Plus 2(カルマプラス 2)」を24日より発売する。ダウンロード版のみで、価格は4,990円。対応OSはWindows 7 SP1/8.1/10で、64bit OS専用。30日間試用できる体験版もダウンロード提供する。
「TMPGEnc KARMA.. Plus」(’09年発売)の後継ソフトで、8年ぶりにメジャーアップデート。4K/8K動画を含む動画ファイルの分類・検索、詳細情報の確認などができる「動画管理」、動画再生や複数動画の同期再生も行なえる「閲覧」、ハードウェアエンコードを用いた最大4Kサイズの出力に対応する「変換」の3機能を備える。デジタルカメラ/ビデオカメラやスマートフォン、アクションカムなどで撮影したファイルをまとめて管理できる。
前バージョンからのフィードバックを元にインターフェイスを改善。各ライブラリパネルは、サムネイル/リスト表示の切り替えや、サムネイルサイズ、ソートなどを独立して設定可能にした。ライブラリ画面のサムネイルにマウスホバーするだけでコンテンツの内容をダイジェスト再生したり、映像素材のCM候補検出によるチャプター登録も可能。
プレーヤーも全面刷新し、最大8Kの映像再生に対応。2つの動画ファイルをオーバーレイまたはセパレートで同期再生できる「デュアルプレイヤーモード」や、音声キーを維持しての倍速再生機能なども備える。
読み込みできるフォーマットやファイル形式を拡大し、H.265/HEVCやHigh Intra 4:4:4 10bitのH.264/AVC、XAVC S、MXFコンテナファイル、WebM/Oggなどの入力に対応。変換機能は、Intel Quick Sync Video、NVIDIA NVENC、AMD Media SDKによるH.264/AVC、H.265/HEVCハードウェアエンコードに対応する。
64bitアーキテクチャにネイティブ対応し、利用できるメモリを増やしたことで大量のクリップを扱う場合など多くの操作がより軽快になるという
なお、前バージョンで搭載していたFLV1/4 入力機能、CUDAエンコーダを利用した出力機能、Tileshot CREATOR機能は、TMPGEnc KARMA.. Plus 2には非搭載となる。
主な追加機能は以下の通り。
- H.265/HEVCファイルの入力に対応
- MXF コンテナ入力に対応
- High 4:4:4 10bit H.264/AVCの入力に対応
- XAVC S ファイルの入力に対応
- WebM(VP8/9)/Ogg入力に対応
- 音声単体ファイルの入力に対応
- タイトル/マルチストリーム解析機能
対応入力フォーマットの拡大
- 自由な表示を実現するライブラリビュー
- 強化されたストーリーサムネイル機能
- 視聴済みインジケーターを搭載
- 詳細な情報表示が可能なクイックプレビュー
- CM候補検出機能を搭載
- ペガシス製品で出力したキーフレームファイルのチャプター適用に対応
- ペガシス製品との連携編集に対応
- 他のプレーヤー/プログラムとの連携機能
- 全面刷新されたプレーヤー
メインインターフェイスの刷新
- マウスホバーでの簡単サーチ機能
- 早見/スロー再生機能
- 8K対応のプレビューコントロール
- NVDEC/CUDA、Intel Quick Sync Video、AMD Media SDKのハードウェアデコードに対応
- 現在フレーム情報表示機能
- 複数字幕・音声データの再生、切り替えに対応
- 強化されたチャプター機能
- 粗い・暗い・映像も見やすいフィルター機能の搭載
- プレビュー映像の画像保存に対応
- 刷新したデュアルプレイヤーモード
- Intel Quick Sync Video、NVIDIA NVENC、AMD Media SDK(VCE)対応のハードウェアエンコード機能
全面刷新したプレーヤー
- TMPGEnc Smart Tap Controllerに対応
- Karmaレベル機能を搭載
- 再生履歴機能を搭載
- デフォルトプレーヤーの登録が可能
- サムネイル画像の取り込み機能を搭載
- 64bitアーキテクチャにネイティブ対応
その他の機能