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MSB、ハイブリッドDAC 4基/バランス出力対応の「Reference DAC」。540万円

 アクシスは、最大384kHz/32bitのPCMと、DSD 11.2MHzの再生に対応する米MSB Technologyの「Reference DAC」を11月に発売する。ハイブリッドDACモジュールを4基搭載し、「MSB史上最もダイナミックな特質」とする。価格は540万円。

MSB、ハイブリッドDAC 4基/バランス出力対応の「Reference DAC」。540万円 Reference DAC
Reference DAC

 外装のカラーはSilverとBlackで、さらにカスタムカラーも用意する。筐体はアルミ削り出しのモノコック仕様。

MSB、ハイブリッドDAC 4基/バランス出力対応の「Reference DAC」。540万円 筐体はアルミ削り出しのモノコック仕様
筐体はアルミ削り出しのモノコック仕様

 MSB「Select DAC」('16年発売)の弟機として、同製品で確立したハイブリッドDAC技術によるモジュール構成のDACデバイスを4基搭載。パラレルで左右計8chとなる独自のディスクリート・サインマグニチュード方式をベースにしている。マスタークロックには、フェムト秒単位までジッター値を極小化する、「Galaxy FEMTO 140 Clock」を搭載。注文時に選べるオプションとして、更に高精度な「FEMTO 77」(70万円)や「FEMTO 33」(206万円)も用意する。

MSB、ハイブリッドDAC 4基/バランス出力対応の「Reference DAC」。540万円 ハイブリッドDACモジュールを搭載(上)。マスタークロック「Galaxy FEMTO 77 Clock」(左下)と「FEMTO 33」(右下)
ハイブリッドDACモジュールを搭載(上)。マスタークロック「Galaxy FEMTO 77 Clock」(左下)と「FEMTO 33」(右下)

 入力はモジュラー方式で、4つのスロット(標準×1+追加×3)を備え、必要なものを選んでカスタマイズできる。標準の入力モジュールとして同軸/光デジタル、AES/EBU、MSB独自のPRO I2Sのうち1つを選べ、オプションでUSB(29万円)も用意。USBは、DSD 2.8/5.6MHz再生時はDoPとASIO Nativeに対応し、DSD 11.2MHz再生時はASIO Nativeのみ対応する。

MSB、ハイブリッドDAC 4基/バランス出力対応の「Reference DAC」。540万円 電源ユニットはDAC本体と別筐体
電源ユニットはDAC本体と別筐体
MSB、ハイブリッドDAC 4基/バランス出力対応の「Reference DAC」。540万円 入力はモジュラー方式で、同軸/光デジタルやUSBなど最大4系統を搭載可能
入力はモジュラー方式で、同軸/光デジタルやUSBなど最大4系統を搭載可能

 ボリューム機構内蔵のアナログ出力を備え、XLRバランス仕様またはRCAのシングルエンド仕様から選べる。

 電源ユニットはDAC本体と別筐体で、本体と重ねて使用できる。標準仕様の「Dual Powerbase」は、個別に電磁シールドを施した6個のトロイダルトランスを搭載し、アナログ回路用、デジタル回路とクロック回路専用で独立させ、低ノイズ化と安定性を追求。

MSB、ハイブリッドDAC 4基/バランス出力対応の「Reference DAC」。540万円 「Dual Powerbase」は、個別に電磁シールドを施した6個のトロイダルトランスを搭載
「Dual Powerbase」は、個別に電磁シールドを施した6個のトロイダルトランスを搭載

 消費電力は60W(スタンバイ時1W以下)。外形寸法は、本体と電源ともに444×444×73mm(幅×奥行き×高さ/スパイク装着時)、重量は本体12.5kg、電源18.5kg。アルミリモコンが付属する。また、オプションの電源として、デジタル系/アナログ系の2系統を2台で分離DC供給する「Two Mono Powerbases」が選べる。