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ZERO AUDIO、ジルコニア筐体のハイレゾイヤフォン「ZIRCO」。M-DOCKで着脱

 協和ハーモネットは、ZERO AUDIOブランドのハイレゾ対応イヤフォン「ZIRCO(ジルコ)」シリーズ2モデルを2018年2月下旬に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は「ZIRCO NERO(ジルコ ネロ) M-DX230-ZN」が13,500円前後、「ZIRCO PEZZO(ジルコ ペッツォ) ZH-DX250-ZP」が6,800円前後。

ZIRCO NERO M-DX230-ZN

 ZIRCOシリーズの特徴は、ハウジングの素材に共振周波数の高いジルコニアを使っている事。樹脂などと比較すると不要な共鳴振動が音源に与える影響を大きく低減できるという。これにより、クリアな音の伝送を実現、ハイレゾ音源を余すところなく再生できるとする。さらにアルミニウムも組み合わせた。形状は流線型。

 搭載するユニットはダイナミック型。出力音圧レベルは101dB/1mW、最大入力は150mW、インピーダンスは16Ωで2機種共通。再生周波数帯域はZIRCO NEROが4Hz~40kHz、ZIRCO PEZZOが8Hz~70kHz。

 上位モデルのNEROは、ブランド初となるMMCXコネクタを採用し、ケーブル着脱が可能。「M-DOCK(エム ドック)」システムと名付けられており、MIL規格に準拠した信頼性の高いMMCXコネクタと、伝送ロスが少ない左右独立型OFC(無酸素銅)パラレルケーブルを採用している。

M-DOCK

 入力端子はステレオミニのストレートで、削り出しアルミニウムカバーを採用している。M-DOCKシステムは、今後様々なラインナップを展開予定。「Bluetooth接続をはじめとする多彩なインターフェイスへの対応が大きな特長」だとする。なお、関連製品は後日改めて発表予定。M-DOCKコネクタの左側モールド部には、3点識別ドットとコバルトブルーのメタルリングを施し、目視と指先で左右を識別できる。

ZIRCO PEZZO ZH-DX250-ZP

 下位モデルのPEZZOは、ケーブル着脱には対応しないが、左右独立の新開発OFCパラレルコードを採用。伝送ロスが少なくピュアな音源伝送を可能にし、しなやかさと耐久性も両立したという。ステレオミニプラグは新型のストレートタイプで、削り出しアルミのプラグカバーを採用している。

 3サイズのシリコンイヤーピースとキャリングバックを同梱。

 NERO向けにはさらに、従来の「ヘッドホンクリップ」よりも少し大きいサイズの新開発「ヘッドホンクリップ・プラス/HEADPHONE CLIP PLUS」が付属。オーバーヘッド型ヘッドフォンをモチーフにしたシリコン樹脂製マグネットクリップで、オリジナルコネクタのモールド部をしっかりクリップし、衣類などに固定できる。シリコンバンドでケーブルを束ね、左右のイヤフォンにあたる部分の強力マグネットではさむことで、持ち運びや保管を容易にする。