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有機EL高精細化した「VIVE Pro」。ハイレゾヘッドフォン付属、無線アダプタも
2018年1月9日 20:58
HTCは8日(米国時間)、新型VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)「VIVE Pro」を発表。内蔵の有機ELパネルが高精細化し、新たにヘッドバンドに着脱可能なハイレゾ対応ヘッドフォンも備える。発売時期や価格は、近日中に発表予定。
VIVEの上位モデルで、両眼で2,880×1,600ドット(615ppi)、90Hz駆動の有機EL(AMOLED)を備え、解像度を従来より78%向上させた(VIVEは両眼2,160×1,200ドット)。視野角は110度。リフレッシュレートは90Hz。
ヘッドバンドに装着できるハイレゾヘッドフォンも用意。ハイレゾロゴの認証を取得している。デジタルアンプを内蔵し、高インピーダンスのヘッドフォンも利用できる。
前面にはデュアルフロントフェイスカメラを搭載。周囲の物体の輪郭をVR上に再現して、HMDをつけたまま室内の環境を把握できる「Chaperone」に対応する。また、アクティブノイズキャンセル機能を備えたデュアルマイクにより、HMDを着けたまま周囲の音を聞くことも可能。
最新のSteamVRトラッキングシステムを採用し、マルチプレーヤーでのVRゲームプレイにも対応する。
人間工学に基づき、ヘッドセットの前面の重量を減らして重心を最適化し、装着性を改善した。インターフェイスはUSB 3.0対応のUSB Type-C端子、DisplayPort 1.2、Bluetooth。
また、VIVE/VIVE Proに対応する無線アダプタ「VIVE Wireless Adaptor」を2018年第3四半期に出荷予定。インテルのWiGigを採用し、60GHz帯域で映像/音声データの転送を行なうことで、ワイヤレスのVR体験を提供する。