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水中と水上を4K撮影、針とルアーと餌、浮き輪も運べるドローン「PowerDolphin」

 中国パワービジョンは、米ラスベガスで現地時間の1月9日に開幕した「CES 2018」において、4Kカメラを搭載し、水中・水上の両方の撮影に対応したドローン「PowerDolphin」を発表した。詳細な仕様や価格は改めて発表するという。

ドローン「PowerDolphin」

 前方に独自のダブルジョイント式可動カメラを装備。カメラ部分がおじぎをするように、下を向く事ができる。水平方向に最大132度までの広角撮影が可能。上下の視野角は0度を水平位置とし、水中の方向を-とすると、-135度から、+80度までの撮影に対応できる。カメラの解像度は4K。1080pの映像をコントロールしているユーザーにリアルタイムで送信できる。

 これにより、水上視点では、サーフィンをしている人などを撮影可能。下向きの視点では、海の中を撮影でき、釣りで魚が餌を食べる様子などを撮影する事もできるという。

水上撮影モード
水中撮影モード。カメラ部分が下を向いている

 さらに、ベイトコンテナを装備し、カメラからの映像を見ながら、コンテナに入れておいた餌を投入する事も可能。さらに、後部に針とルアーを装備する事もでき、「魚を釣り上げるために餌を落としてから吊り上げるまでの全過程を動画でリアルタイムで見ながら記録できる」という。

餌やルアーも運べる

 リモートコントロール範囲は1,000m。バッテリの持続時間は2時間。毎秒5mで航行でき、 牽引ラインを取り付ければ、レスキュー用浮き輪やライフジャケットなどの救援用品を取り付け、助けが必要な人に届けることもできるという。

 魚群探知のPowerSeekerソナーも取り付け可能。ビジョン+アプリで航路機能を調整でき、指定された水域の水中地形図を自動的にスキャンして描画し、正確な水中データも得られる。

レスキュー用浮き輪も運べる