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新アニメ「ガンダムビルドダイバーズ」2018年春放送。ネット世界でガンプラバトル
2018年2月2日 17:17
「ガンダムビルドシリーズ」の新作アニメ「ガンダムビルドダイバーズ」が、2018年春にテレビ東京系列で放送される。「幅広い年齢層のガンダムファンに好評を博したガンプラバトルを、今までとは異なる世界観で繰り広げる作品。ネットワーク世界に飛び込み、ガンプラバトルを繰り広げる」という。
放送開始に合わせ、バンダイ、バンダイナムコエンターテインメント、バンダイビジュアルなどのバンダイナムコグループ各社で、ガンプラ、カプセルトイ、食玩、フィギュアや家庭用ゲームソフト、携帯端末向けのゲームアプリ、映像パッケージなどの各種商品・サービス展開が予定されている。
2月2日には、東京・お台場の「THE GUNDUM BASE TOKYO」にて発表会も開催。ゲストとして鈴木福君も登場した。
シリーズの第1作目である「ガンダムビルドファイターズ」は、2013年10月からテレビ放送された。ガンダムのプラスチックモデル、通称“ガンプラ”が物語の重要な要素になっており、ガンプラを操作して戦うバトルシステム「ガンプラバトル」が世界大会が開かれるほどの人気を集めている近未来を舞台としていた。
2014年10月からは、第2作目となる「ガンダムビルドファイターズトライ」も放送。スピンオフ作なども作られており、「ガンダムビルドダイバーズ」は、こうしたガンダムビルドシリーズの最新作となる。
ビルドダイバーズの舞台では、「ガンプラバトル・ネクサスオンライン」というネットワークゲームが人気を集めている。このネットワーク世界に主人公達が飛び込み、ガンプラバトルを繰り広げるという内容。ガンプラバトル・ネクサスオンラインにダイブしたプレーヤーは「ダイバー」と呼ばれ、1対1のガンプラバトルや、「フォース」と呼ばれる部隊同士での戦いなど、様々なミッションに挑んでいく。
あらすじ
電脳仮想空間(ディメンション)内で、ガンプラを使用したさまざまなミッションを楽しめる最新ネットワークゲーム「ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)」。中学生のミカミ・リクと親友のヒダカ・ユキオは同級生のヤシロ・モモカを巻き込んで、その広大な世界へと飛び込んだ。
GBN内の住人「ダイバー」となった彼らは、ガンプラに対する不思議な感性を持つ少女サラと出会い、彼女と共に行動することになるが……。
リクにとって憧れのチャンピオン「クジョウ・キョウヤ」を始めとした有名ダイバーの存在。複数のダイバーで構成された部隊システム「フォース」の結成。非公式ツール、ブレイクデカールを扱う「マスダイバー」達による妨害。多くの出会いと経験を経て、リク達はガンプラだけでなく、自らの冒険をもビルドしていく!!
「ビルドダイバーズ」へと繋がるプロローグ映像
この「ビルドダイバーズ」へと繋がるプロローグ的な映像も作られ、公式サイトやガンダムファンクラブなどで配信されている。
GBNで年に一度行われる大イベント“ガンプラフォースバトルトーナメント”。その決勝戦を描いた短編作品で、チャンピオンのクジョウ・キョウヤ率いる「AVALON(アヴァロン)」と、智将ロンメルが率いる精鋭フォース「第七機甲師団」が壮絶な戦いを繰り広げる。キョウヤの愛機「ガンダム AGEIIマグナム」を始めとする多彩なガンプラも登場。
ビルドダイバーズの主人公・リク達が、ガンプラバトルに憧れるのも頷ける、手に汗握るバトルが展開する。
ガンプラも続々登場
新たな世界観を舞台に、劇中のダイバーたちがカスタマイズして操るさまざまな「ガンプラ」も、「HG BUILD DIVERS」(HGBD)シリーズとして商品化。組み立てるだけでカラーリングやポージングを簡単に再現できるほか、組み合わせによりオリジナルのカスタマイズが楽しめるのが特徴。食玩、カプセルトイとも連動し、カスタマイズできる。
「HGBD 1/144 ガンダムダブルオーダイバー」(4月発売/税込1,080円)は、主人公リクが操るガンプラをHGBDシリーズで商品化したもの。多様なウエポンパーツを装備できる豊富なハンドパーツが付属し、食玩、カプセルトイと連動したカスタマイズが可能。「HGBC ダイバーエースユニット」(5月発売予定/税込756円)と組み合わせれば、劇中に登場予定の強化形態を再現できる。
「HGBD 1/144 ガンダム AGEIIマグナム」(3月発売/税込1,944円)は、プロローグ映像でも活躍するクジョウ・キョウヤのガンプラ。劇中でも登場するフェニックスモードへの差し替え変形や、肩部のFファンネルを取り外して持たせるなど、豊富なギミックを搭載。初回限定としてアニメ告知パッケージ版も発売する。
さらに、ガンダムのマスコットキャラクターとも言える「ハロ」をガンプラで商品化。4月発売の「ハロプラ ハロ」で、カラーはベーシックグリーン、ディーヴァレッド、シューティングオレンジを用意。価格は各540円(税込)。アニメにも登場する。手頃なサイズと組み立てやすさで、コレクションアイテムとしても訴求していくという。
「プラモから派生したアニメは極めて珍しいケース」
創通の出原隆史社長は、「ガンダムシリーズのスピンオフ作品は沢山作られているが、本編の外伝的作品であったり、小説やコミックの映像化だったりする事が多い。ガンダムビルドシリーズは、キャラクターグッズであるガンプラからインスパイアされた映像作品。プラモから派生したアニメは極めて珍しいケースだと思うが、それだけガンプラという商品がエンタメ性、ドラマ性を持っているから実現したものだと思っている。それが独自の世界観を持ち、新しいファンを広げていく事に、ただただ感謝している。色々な入り口からガンダムファンになってくれた人に、よりガンダムを好きになってもらえるよう、尽力していきたい」と、「ビルドダイバーズ」への意気込みを語った。
バンダイの常務取締役でCGO(チーフガンダムオフィサー)でもある垰義孝氏は、「'79年に機動戦士ガンダムのアニメ放送がスタートし、来年で40周年という大きな節目を迎える。それに先駆けて、2018年の新作としてビルドダイバーズをお届けする。国内外でガンダムと、ガンプラファンを拡大していったガンダムビルドシリーズの新作であり、全ガンダムファン、そして新しいファンに楽しんでいただけるシリーズにしていきたい」とした。
発表会にはゲストとして鈴木福君も登場。ガンダムやガンプラに特別詳しいというわけではないが、お父さんが大のガンプラ好きで、「小さい頃に、一緒にガンタンクを作りました。その頃はまだ(ガンダムがどんなものか)わかっていなかったのですが、出来上がったガンタンクで遊んでいました。今は、ガンプラもカッコイイと感じ、中学生になり、ものづくりにも興味が出てきて、自分で作りたいという気持ちが大きくなっている。またお父さんと一緒にガンプラを作りたい」とコメント。
さらに、「ガンダムビルドダイバーズ」へと至るプロローグ映像も鑑賞。「主人公のリク達が、ガンプラバトルに憧れるのもよくわかる」と、バトルのカッコよさに興奮した様子で語っていた。