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ドローンの映像も見られるHMD、エアスカウターが大型化&防塵防滴に進化

 ブラザー販売は、ヘッドマウントディスプレイ「AiRScouter(エアスカウター)」の新製品として、 画面サイズを大型化し、防塵防滴仕様とした業務モデル「WD-300A」を3月上旬に発売する。工場の作業支援や、ドローンの空撮と操縦支援などの業務用とへの導入を想定しており、3月22日~24日にかけて幕張メッセで開催される「ジャパン・ドローン2018」にも出展する。

AiRScouter「WD-300A」

 液晶パネルの表示を、片目で確認できる単眼式のヘッドマウントディスプレイ。1m先に19型相当の画面があるように表示でき、工場での組立作業支援や遠隔作業支援などで、画面を見ながら両手で作業可能。エアスカウターで表示した情報と実視野の情報をわずかな視線移動で両方見られ、作業効率の向上に寄与する。

 新機種のWD-300Aでは、従来比で約1.44倍の大画面を採用。明るくシャープな720p(1,280×720ドット)のパネルを搭載。「近年増加するカメラ付きドローンや業務用カメラ、 測定機器などの操縦用途の需要拡大に合わせた」という。ドローン向けに適した30cmから無限遠に対応(従来機WD-200Aは30cmから5m)。また、フレキシブルアームを備え、位置合わせの容易性も向上している。HDMI 1.4入力を備え、コントロールボックスも付属する。

空撮ドローンでも活用できる

 IP54の防塵防滴仕様に進化。「ハンズフリーな作業環境を求めるさまざまな業務用途での導入を目指していきたい」としている。

IP54の防塵防滴仕様に進化
【ブラザー】WD-300のドローン用途活用動画