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スマホで選曲、車で高音質再生する新サイバーナビ。簡単ルート探索/後席エンタメ

 パイオニアは、カロッツェリア「サイバーナビ」の2DINメインユニット6モデルなど、春の新製品を6月より発売する。8型/ラージサイズの「AVIC-CL902」や、7型/200mmワイドの「AVIC-CW902」、7型「AVIC-CZ902」などをラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14万円~22万円前後。

AVIC-CL902-M

【8型/ラージサイズ】
「AVIC-CL902-M」:22万円前後
「AVIC-CL902」:16万円前後

【7型/200mmワイド】
「AVIC-CW902-M」:20万円前後
「AVIC-CW902」:14万円前後

【7型】
「AVIC-CZ902-M」:20万円前後
「AVIC-CZ902」:14万円前後

 AVIC-CL902-M/CL902は8型のラージサイズ、AVIC-CW902-M/CW902は200mmワイド、AVIC-CZ902-M/CZ902は2Dメインユニットタイプとなる。-M型番製品には、先進運転支援機能を搭載した「マルチドライブアシストユニット」やデータ通信専用モジュールが付属する。

AVIC-CL902-M
AVIC-CZ902-M

 上記以外にも、車種専用メインユニットタイプとして、セレナ、アルファード、ヴェルファイア、ヴォクシー、ノア、エスクァイア、ステップワゴンの専用モデルをラインナップ。店頭予想価格は24万円前後。

セレナ用「AVIC-CE902SE」

 ナビの新機能として、スマホアプリで行きたいスポットを探して、サイバーナビへ転送できる「MapFanコネクト」に対応。従来モデルと同様に、レコチョクと連携した音楽ストリーミング「ミュージッククルーズチャンネル」も利用できる。

 なお、高音質を徹底したサイバーナビ“Xシリーズ”の「AVIC-CZ902XS」や、パイオニア創立80周年を記念した80台限定の特別仕様モデル「AVIC-CZ902XS-80」も6月に発売。これらの製品は別記事で紹介する

750万曲から好みの音楽チャンネル。ナビ/スマホでシームレス再生

 ミュージッククルーズチャンネルは、約750万曲から、ストリーミングで気分や好み、ドライブ環境やシーンに合わせた楽曲をレコメンドして再生する機能。気に入った曲はワンタッチで保存して、お気に入りの音楽を基にレコメンド曲を聴ける。月額300円だが、最大3カ月の無償使用権付きとなっている。

ミュージッククルーズチャンネル

 ドライブ中の場所や時間帯、目的地に合わせた楽曲を提案する「ライブレコメンド」と、状況変化によって提案するチャンネルに自動で乗り換え再生する「オートライブレコメンド」、楽曲をお気に入り登録して自分好みのチャンネルを作れる「チェックチャンネル」などが利用可能。

 レコメンドチャンネルでお気に入りのチャンネルが見つかった時に簡単に登録でき、聴きたい時に手軽に再生できる「マイチャンネル」に対応。スマホやサイバーナビで楽しめる。スマホ内の楽曲もミュージッククルーズチャンネルとして楽しめる「ライブラリーモード」に対応。スマホ内の楽曲を曲単位でも選択できる。そのほか、曲のテンポでつないでノンストップミックス再生する「オートビートマッチング」や「シーン切換え」、「歌詞表示」に対応する。

 スマートフォン内にある音楽の曲と曲をつなぐノンストップMIX再生も可能。クルマ中でもクルマの外でもシームレスに楽しめるという。

 USBメモリやCD、SDカードなどに記録した記録したハイレゾ音源(96kHz/24bit)を再生可能。CDや圧縮音源を、ハイレゾ音源に近づけるという「マスターサウンドリバイブ」により高音質化し、情報量に満ちたハイレゾ音源相当の音質で再生可能としている。DACはバーブラウン製。

 車種ごとに最適な音響チューニングを施した「車種専用エキスパートチューニングSD(別売)」に対応。「カロッツェリア推奨スピーカーシステム」と「純正スピーカーシステム」、「運転席重視」と「全席重視」などを切替て、車種ごとに最適な音響空間を実現できるという。

リアモニター映像やMapFanコネクト対応

 映像関連では、サイバーナビで再生中の映像ソースをリアモニターに映し出すビジュアルビューに対応。「映画やTV番組などをみんなで楽しむリビングのような空間をクルマにつくり上げる」という。走行中の位置や目的地までの到着時間が後席でも確認できる「ミラーリングビュー」や、フロントカメラを使って前方のドライブ風景を後部座席でも楽しめる「クルージングビュー」にも対応する。

 前席だけ/後席だけ/前席後席別々など、それぞれの空間で映像や音楽を楽しめる「リアセパレートモード」にも対応。前席ではライブ映像で盛り上がり、後席は持ち込んだDVDで映画を観るなどの利用ができる。

 ナビ関連の新機能は「MapFanコネクト」の搭載。車の外でスマホなどを使って場所をブックマークしておくと、MapFan専用サーバーを介してサイバーナビと連携。ルート探索などもあらかじめスマホなどで行なえる。車の中で検索やルート確認する手間が省けるのがメリット。

 iOS 10以上/Android 5以上に対応したアプリ「MapFanAssist」(6月配信予定)、またはWebサイト「MapFan」(Windows/Mac対応)を使って利用できる。通信には、対応モジュールや、スマートフォンでのテザリングが必要。MapFanAssistをLINEのトークで使用する「MapFanBOT」にも対応する。

 Mapファンコネクトの主な機能は、スマホで登録した場所を手軽に確認できる「スポットフォルダ」、事前に送信した目的地を起動時に受信して設定できる「スポットリザーブ」、作成したドライブブランを受信して予定日時に実行できる「ドライブブラン」、スマホやPCで車両位置をリアルタイムに把握できる「マイカーシーク」など。

MapFanと連携
LINEトークで使える「MapFanBOT」

 また、コンビニやカフェなど施設の駐車場有無や、駐車場の駐車可/不可、営業時間外かなど必要な情報をリアルタイムに伝える「スマートロゴマーク」を新たに搭載。地図を見ただけでその施設の情報を把握しやすくした。

 サイバーナビが持つ各種機能や操作方法をホームページから探す手間を省くために「サポートガイド」も新たに設置。iPhone/iPodの接続適合情報、ユーザーズガイドなど、iPhone/AndroidスマートフォンからQRコードを通じて車室内から簡単にアクセスできる。なお、「スポットフォルダ」や「サポートガイド」の搭載に伴い、HOME画面のメニューレイアウトを変更している。

 本体は、フラットパネル周囲のフレームには高級感を演出するガンメタリック塗装を採用。主要ハードキー(AV/HOME/NAVI)に、質感の高い蒸着によるブラックメタリック処理を施し、それ以外のハードキーにはガンメタリック塗装を行なっている。