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スマホでもDSD 11.2MHz再生、旭化成がヘッドフォンアンプ内蔵DAC「AK4377」

 旭化成エレクトロニクス(AKM)は10日、スマートフォンやポータブルオーディオプレーヤーでもDSD音源を再生できるヘッドフォンアンプ内蔵の32bit DAC「AK4377」を開発したと発表した。多くのポータブルオーディオで採用されている「AK4376A」(2017年発売)の上位製品として、ノイズ低減などの改善を行なっている。

AK4377

 AK4377(製品名:AK4377ECB)は、PCM 768kHz/32bitやDSD 11.2MHzのハイレゾ音源入力に対応したステレオDAC。ポータブル機器向けヘッドフォンアンプ内蔵小型DACで業界最高水準とするTHD+N(高調波歪み+ノイズ)-109dB、SN比128dBを達成。THD+Nは全可聴帯域において-105dB以下のフラットな特性を実現し、原音の再現性が向上したという。

 ハイエンドオーディオ機器向けの同社製プレミアムDACに搭載している高音質技術VELVET SOUNDアーキテクチャーを採用。繊細な音の表現を可能としている。

 グランドリファレンス クラスG ステレオヘッドフォンアンプを搭載し、出力は60mW(16Ω)、出力ノイズレベルは-129dBV、アナログボリュームは+4~-20dB & Mute。消費電力は59.7/20.7mW(HP Mode/LP Mode、44.1kHz)。パッケージは36ピンCSP。