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オーディオNAS「DELA N1」がWAVのID3情報に対応。不具合修正や動作改善
2018年5月17日 12:34
メルコシンクレッツは17日、オーディオ向けNAS「DELA」N1シリーズ、N1/2シリーズの本体ファームウェアVer 3.80を提供開始した。TwonkyServer 8.5にバージョンアップし、WAVファイルに埋め込まれたID3タグ情報に対応。また、ディスプレイ消灯モードなど各種機能が改善される。
メディアサーバーソフト「TwonkyServer」が8.5になり、カスタマイズ部も更新。WAVファイルのID3タグ情報に対応した。N1のCDリッピング機能で作成したWAVデータには従来からID3タグも含まれており、これまで使用できなかったディスク番号やアルバムアーティストの情報が使えるようになる。
「フォーマット」フォルダ内でFLAC/WAV/DSF/DSDIFF形式のビット深度情報の表示にも対応し、従来の「44.1kHz」が「44.1KHz/16bit」「44.1KHz/24bit」で区別されるようになる。また、ナビゲーションツリーを改善し、「80年代」「ロック」のように、年代とジャンルを組み合わせて選択可能にした。
USB DAC接続時のファイル再生機能では、冒頭の音切れを防止するPrecisionStart機能が、Ver.3.70以降でDSD再生時に動作しない不具合を改善している。
「ディスプレイ消灯モード」は再生品質改善のため、消灯時は動作をこれまで以上に抑制するようにした。
アップデート内容の詳細は以下の通り。
- Twonky Server 8.5にバージョンアップ
- WAVのID3タグ情報に対応
- FLACファイルのカバーアート抽出機能を改善
- FLAC/WAV/DSF/DSDIFF形式のビット深度情報の表示に対応
- ナビゲーションツリーの「年」が「年代」に変更
- ナビゲーションツリーに「作曲者インデックス」を追加
- 拡張ディスク接続時は、拡張ディスク内にデータベースを作成するように変更
【メディアサーバー】
- マーカーレスDSD再生の対応機種を追加
- 内部動作を最適化
- Ver.3.70以降でPrecisionStart機能がDSD再生時に動作しない不具合を改善
- インターネットラジオURLに対応(インターネットラジオの受信機能はサポート対象外)
- 曲名テロップ表示を改善
- モード1使用時、本体メニューでプレイリスト保存に対応
- アプリでのネットワーク再生の品質を改善
【USB-DAC接続機能】
- ダウンローダに関連する挙動を改善
※Ver.3.70-74に搭載したqobuz ダウンローダのサポートは一旦中止
【ダウンローダ】
- メディアサーバー設定メニューを拡充
- ナビゲーションツリーのモード選択に対応
- 重複排除機能の有効(初期値)・無効に対応
- ファイル配信機能の停止に対応
- サポートメニューを追加
【メニュー項目追加】
- 「ディスプレイ消灯モード」改善で、消灯時の動作を抑制
- 内部ディスクの初期化方式を変更し、読出・書込を改善
- macOSで初期化された2.5TB以上の外付けHDDの認識を改善
- N1Aの拡張ディスク使用時、バージョンアップの動作改善
- 電源断時の挙動を改善
【その他】